京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

散策ー奥嵯峨 愛宕念仏寺

2015-01-30 05:40:58 | 京都めぐり

昨日も寒い朝で、今にも雪がちらつきそうな気配です。
車の上にはうっすらと雪がのっています。
それで昨日の散策は、もう少し雪がありそうな奥嵯峨にしました。
愛宕念仏寺まで行けば、少しは雪化粧も見れるのではと思ったのです。
奥嵯峨は何度も足を運んでいますが、愛宕念仏寺のなかに入るのは今回が初めてです。

奥嵯峨鳥居本のつたやさんと平野屋さんです。
屋根がうっすら雪化粧です。










ロウバイです。





愛宕念仏寺の創建は770年頃と伝えられ、現在の地に移されたのは1922年です。
私が一番興味があるのは、やはり膨大な数の羅漢石像です。
1981年から10年間、1200人の一般参拝者が自身の手で彫ったものです。
まだ30年余りしか経っていませんが、苔むした石像はなんとも言えない趣があります。
御自身の現世の姿に似せて作られた羅漢像もあり、非常に微笑ましくも思えます。





愛宕念仏寺の仁王門です。
江戸中期創建、仁王像は鎌倉時代のものです。





拝観受付を済ますと、あちこちに羅漢像が見えます。
像の後ろには彫られた方の名前も彫られています。










赤ちゃんを抱いた母子像です。





三宝の鐘










鎌倉様式の美しい屋根の曲線が特徴的な本堂





テニスのラケットでしょうか。
きっとテニス好きの方が彫られたのでしょうね。











多宝塔です。



























メガネをかけ、大きな口を開けた石像もあります。
その口の中に、賽銭が入れられています。











ふれ愛観音堂の観音様です。
手で触れることで心身の痛みを癒してくれるそうです。





私が自身に似せて彫るとしたらこういうのを作りたいです。
寝そべって何を考えているのでしょうか。
気持ち良さそうです。





最後にいつもの嵐山渡月橋の景色です。
昨日は水量が多かったですね。