昨日も寒い朝で、今にも雪がちらつきそうな気配です。
車の上にはうっすらと雪がのっています。
それで昨日の散策は、もう少し雪がありそうな奥嵯峨にしました。
愛宕念仏寺まで行けば、少しは雪化粧も見れるのではと思ったのです。
奥嵯峨は何度も足を運んでいますが、愛宕念仏寺のなかに入るのは今回が初めてです。
奥嵯峨鳥居本のつたやさんと平野屋さんです。
屋根がうっすら雪化粧です。


ロウバイです。

愛宕念仏寺の創建は770年頃と伝えられ、現在の地に移されたのは1922年です。
私が一番興味があるのは、やはり膨大な数の羅漢石像です。
1981年から10年間、1200人の一般参拝者が自身の手で彫ったものです。
まだ30年余りしか経っていませんが、苔むした石像はなんとも言えない趣があります。
御自身の現世の姿に似せて作られた羅漢像もあり、非常に微笑ましくも思えます。

愛宕念仏寺の仁王門です。
江戸中期創建、仁王像は鎌倉時代のものです。

拝観受付を済ますと、あちこちに羅漢像が見えます。
像の後ろには彫られた方の名前も彫られています。


赤ちゃんを抱いた母子像です。

三宝の鐘


鎌倉様式の美しい屋根の曲線が特徴的な本堂

テニスのラケットでしょうか。
きっとテニス好きの方が彫られたのでしょうね。


多宝塔です。





メガネをかけ、大きな口を開けた石像もあります。
その口の中に、賽銭が入れられています。


ふれ愛観音堂の観音様です。
手で触れることで心身の痛みを癒してくれるそうです。

私が自身に似せて彫るとしたらこういうのを作りたいです。
寝そべって何を考えているのでしょうか。
気持ち良さそうです。

最後にいつもの嵐山渡月橋の景色です。
昨日は水量が多かったですね。
