今日8月23日は、24節季の「処暑」にあたり、暑さが峠を越す意味だそうだ。とはいうものの、テレビの気象予報士はまだこの先1ヶ月は暑さが続くという。中国由来の24節季、この国の現実の気候に符合するものではないと思う。
千年以上も前の人々の中にも、現在と変わらず、先進国の文化を衒う連中は大勢居た。
今夏は、縄文時代人に倣って、もっぱら麻の衣料を着て過ごしてみた。麻は吸湿性に勝れていながら乾きやすい。そこが吸水力の大きい綿とは違う。しかも通気性があり体熱の放散に勝れている。縄文時代は今より平均気温が高かったという。当時の人々に活用さられた素材だから、ここ数年多発する熱中症から身を守るには好適だろう。
日本人が麻の衣料を纏っていた期間は数千年以上、これに対してポリエステル衣料はたかだか数十年でしかない。化繊のポリエステル衣料が高温多湿の日本の夏に適するかどうかは、まだ科学的に実証されていない。
亜熱帯並みになった日本の夏を凌ぐには、衣服の色やデザインより素材の放熱性能のよしあしを考えなければならない。
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