今朝、セミの盛大な奏鳴を聞いた。数日前から、梅雨空の晴れ間に、時折セミの声を耳にしていたが、一斉に力強く鳴く声を聞くのは初めてだった。
前夜は雨、空の雲は薄黒く、まだ大気が不安定な状態にあることを示していたが、その鳴き声で、当地は梅雨が明けたと確信した。
直後にひと雨あった。それでも、この列島の気候に順応進化したセミの体内センサーに全幅の信頼をおいているから、確信は毫も揺るがない。その根拠は、以前このブログで書いたことがある。
気象庁が、梅雨明け宣言に慎重な言い回しをするようになり、天気予報を民間の気象予報士に委ねるようになって以来、梅雨明けの判断は、もっぱらセミに依存するようになっている。
誤判定をおそれ、慎重になりがちな気象専門家と違って、極めて明快なセミの梅雨明け判定、信頼は年ごとに増す一方である。
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