桜の花が散ると、日本酒党としては「わけぎのぬた」が恋しくなる。春は貝類がおいしくなるとき、旬のわけぎと酢味噌で和えた絶妙の味は、日本酒の旨さをいや増しに高めてくれる。
色彩的にはアオヤギがわけぎの色との映りで目を惹くが、味覚はアサリやホタルイカなどそれぞれ特徴があり、飽きることがない。
かつてスーパーでわけぎが払底してぬたが食べられず、困ったことがあった。それに懲りて、プランター6基でわけぎを栽培している。しかし新型コロナへの怖れから、具材を買いにスーパーに行くのが日増しに減ってきた。
折もおり、琵琶湖の本モロコ煮が届いた。籠城中の身に、強力な援軍を得た思いがする。酒のアテは、当分これで行こう。
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