コロナ禍前に、巣から落ちたスズメのきょうだい2羽を育て上げ、放鳥したことがある。
以来、このきょうだいと思しき2羽は、時々餌台に姿を見せてくれ、早くも2年が過ぎた。自主的に外出を減らしている老夫婦には、嬉しい来訪である。
同じ個体であるかどうか、本当に他のスズメと識別できるのかとのお疑いはごもっともだが、それがひと目で、それとわかるのである(^_^)
この2羽だけが、何の警戒心も躊躇もなく餌台に飛び込むのが、他のスズメたちと際立って異なる習性である。放鳥後の数週間、自然の餌が採れるまで、専らこの餌台へ来て食餌していた期間に身についた習性と思いたい。
羽毛も疎らな、赤肌状態のきょうだい雛が、成鳥になって翔び立ったときの感動を想起すると、餌台に来ているスズメが、実際は手をかけた個体であろうとなかろうと、今はどうでも好い。享けたいのちを、全うしてもらいたい。
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