道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

「深坂越え」ご案内

2024年03月11日 | 歴史探索
目下視聴率で苦戦が続いているNHK大河ドラマ「光る君へ」の次回(17日)放映では、紫式部の父藤原為時が、越前国の国司の守に任官し、国府の武生へ赴任する件りがあるとか。

紫式部は越前国の長官に成った父に随伴して長徳2年(996年)に国府の越前武生に赴いている。その2年後の長徳4年(998年)、紫式部は父の赴任時には通らなかった深坂越え(塩津山)の難所を経て、ひとり京に帰る越前敦賀から近江塩津へ、国守の娘だから、従者たちを連れての旅だったろう。

かつて山友と、近江塩津から越前敦賀へ、往昔の面影を今に遺す深坂古道(深坂古道 - 道々の枝折を歩いたことがあった。
道脇に清冽な水が音を立てて流れている長閑な道だった。近江の歴史探索に熱心な頃だったが、真夏の暑さには閉口した。

ちょうどこれからの季節、紫式部一行の辿った行路、福井県敦賀のJR新疋田駅から滋賀県浅井町の近江鶴ヶ丘バス停=JR近江塩津駅まで、深坂越えの古道ハイキングをお薦めしたい。

逆のコースは下りが急坂で危険なので、ご年配の方にはお薦めしない。



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