目下視聴率で苦戦が続いているNHK大河ドラマ「光る君へ」の次回(17日)放映では、紫式部の父藤原為時が、越前国の国司の守に任官し、国府の武生へ赴任する件りがあるとか。
紫式部は越前国の長官に成った父に随伴して長徳2年(996年)に国府の越前武生に赴いている。その2年後の長徳4年(998年)、紫式部は父の赴任時には通らなかった深坂越え(塩津山)の難所を経て、ひとり京に帰る。越前敦賀から近江塩津へ、国守の娘だから、従者たちを連れての旅だったろう。
道脇に清冽な水が音を立てて流れている長閑な道だった。近江の歴史探索に熱心な頃だったが、真夏の暑さには閉口した。
ちょうどこれからの季節、紫式部一行の辿った行路、福井県敦賀のJR新疋田駅から滋賀県浅井町の近江鶴ヶ丘バス停=JR近江塩津駅まで、深坂越えの古道ハイキングをお薦めしたい。
逆のコースは下りが急坂で危険なので、ご年配の方にはお薦めしない。
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