道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

暖かな立春

2019年02月04日 | 自然観察

朝起きて驚いた。

外に吊るしてある寒暖計が、11℃示していた。24日立春の気温である。東京では気温17℃とか、観測史上初めての暖かな立春だという。

例年の節分・立春は、気温が最低を記録するものと覚えていた。当地の朝なら1℃前後。子供の頃は、凍てつくような夜の寒さの中を、豆まきの家々を回ったものだ。たしか近年の立春は凍えるように寒かったと記憶している。温暖な浜松では、風花や積雪を見るのも、この節分と前後したものだった。この暖かさは、春一番も影響しているというが、地球温暖化の進行を確信させるものがある。

温暖化のせいか、外に出してある鉢植えの桑が、12月から赤い実を着けている。黒く熟さない。本来なら、5・6月に熟すのが正常な結実だが。

ランの仲間セッコクも12月から花を咲かせている。これは室内に置いているが、開花するまで外にあった。これも5月頃に咲く花なのだが。

結実や開花は植物にとって大切な生理現象だ。それを狂わせるものは、気象の要因が最も大きい。

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