朝起きて驚いた。
外に吊るしてある寒暖計が、11℃を示していた。2月4日立春の気温である。東京では気温17℃とか、観測史上初めての暖かな立春だという。
例年の節分・立春は、気温が最低を記録するものと覚えていた。当地の朝なら1℃前後。子供の頃は、凍てつくような夜の寒さの中を、豆まきの家々を回ったものだ。たしか近年の立春は凍えるように寒かったと記憶している。温暖な浜松では、風花や積雪を見るのも、この節分と前後したものだった。この暖かさは、春一番も影響しているというが、地球温暖化の進行を確信させるものがある。
温暖化のせいか、外に出してある鉢植えの桑が、12月から赤い実を着けている。黒く熟さない。本来なら、5・6月に熟すのが正常な結実だが。
ランの仲間セッコクも12月から花を咲かせている。これは室内に置いているが、開花するまで外にあった。これも5月頃に咲く花なのだが。
結実や開花は植物にとって大切な生理現象だ。それを狂わせるものは、気象の要因が最も大きい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます