ニュースによれば、気象庁は今日27日、九州南部から東海・関東・甲信までの地域の、梅雨が明けたと発表したらしい。当地は入りからたった2週間での梅雨明けということである。異常気象というものか。説明は明確だが、素人には分かったようでわからない。
私は呟く・・・「まだセミが鳴かないじゃないか?」・・・
セミの初鳴きで梅雨明けを判定するようになって四半世紀、登山や旅行のタイミングを誤ったことはなかった。
例年気象庁は梅雨明け発表に慎重で、セミの初鳴きから1週間〜2週間経過してから、梅雨明けをそれとなく発表していた。気象学の専門家の発表というものは、凡ゆる知見に基づくものだろうから、結論が遅れることはあるだろう。それが今回は、セミの初鳴きも無いのに、いつになく甚だ思い切りが好い果断な発表である。日頃慎重な気象庁とも思われない。確信があったに違いない。
私は一貫して、気象庁よりセミの感覚を信じている。種族保存の命運がかかっている昆虫のセンサーの方をより高く信頼する。
セミの鳴き声を聴くまでは、梅雨が明けたと嬉しがって、活動計画を立てたりしない。
永年、日本列島の住人に梅雨明けを教えてくれてきたセミには、義理がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます