靖国神社の宮司が退任の意向を伝えたようだ。
以前宮司擁護のブログ記事を書いたが、非常に残念である。靖国神社が内部から崩壊していくのか?それとも宮司自身がスパイだったのか?
各社のニュースを見ながら靖国神社に向けられる
視線と危機感を解説していこうと思うが、引用だけでも長くなるので解説は次号にすることをご了承頂きたい。
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⚫️ 花田紀凱の週刊誌ウオッチング
「週刊ポスト」が久々の大スクープ 靖国神社宮司が会議で“アウトな”発言 音声データを入手
『週刊ポスト』(10・12/19合併特大号)久々の大スクープだ。
「『陛下は靖国を潰そうとしている』靖国神社トップ小堀邦夫宮司『皇室批判』の波紋」
今年3月、第12代靖国神社宮司に就任したばかりの小堀氏、この記事がキッカケとなって、10日、宮司を退任する意向を発表した。
問題の発言は6月20日、社務所会議室で開かれた「第1回教学研究委員会」でのもの。
どんな発言か。
〈「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊(みたま)はないだろう? 遺骨はあっても。違う?(中略)はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。わかるか?」〉
〈「もし、御在位中に一度も親拝(しんぱい)(天皇が参拝すること)なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか? 新しく皇后になる彼女は神社神道大嫌いだよ。来るか?」〉
いくらクローズドの会議とはいえ、これは完全にアウトだろう。『ポスト』 編集部は110分に及ぶ音声データを入手したという。
ちなみに宮司退任の意向、11日の新聞は各紙ベタ扱い。しかも、『ポスト』の誌名を出したのは産経のみ。朝日〈週刊誌で報じられ〉、毎日〈一部週刊誌〉、読売〈一部週刊誌〉。だから新聞は信頼を失うのだ(除く産経)。
この件に関しては先週のニコニコ動画「週刊誌欠席裁判」で詳しく話しているので関心ある方はどうぞ。Youtubeでも見られます。
〈以下略〉
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⚫️ スプートニク日本
靖国神社宮司 天皇批判で退任
靖国神社の宮司が、明仁天皇が同神社を参拝しないとして批判した後、退任した。
問題発言を行い、退任したのは元靖国宮司の小堀邦夫氏。小堀氏は6月、同神社の社務所で行われた「第1回教学研究委員会定例会議」の場で、まず明仁天皇が各地で行ってきた慰霊の旅を批判した。
「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう?」
「今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ」。
小堀氏この発言は秘かに録音され、「不敬発言」として「週刊ポスト」にすっぱ抜かれたことから大きなスキャンダルに発展したため、小堀氏は神社に退任届けを提出した。
小堀氏の批判対象は明仁天皇だけにとどまらず、皇太子夫妻にも及んだ。小堀氏は「新しく皇后になる」雅子妃は神道神社が「大嫌い」であり、今後も靖国参拝を行わないだろうと悲観的な予測をしている。
明仁天皇は即位以来、一度も靖国神社への参拝を行っていない。昭和天皇は1978年、同神社にA級戦犯が合祀されたことへの強い不快感を示し、1975年の参拝を最後に靖国神社を訪れていない。明仁天皇が参拝しないのはこうした昭和天皇の意思を引き継いでいるものと受け止められている。
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⚫️THE liberty web 幸福科学
日本人は改めて靖国参拝について考える必要がある
〈前略〉
その大きな理由の一つとして考えられるのが、中国政府や韓国政府の圧力だ。長年、政治家の参拝を非難するなど異例の内政干渉が続き、それに日本政府も屈している。
しかし、大東亜戦争は、日本の自衛のための戦争であり、欧米列強からアジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕いたものだ。神官の長である天皇が神社にご親拝することは、宗教的にごく自然なこと。天皇が自由に神社をご親拝できなくなれば、天皇の宗教的権威を否定することにもなりかねない。
天皇陛下が靖国にご親拝されない理由として、昭和天皇のご意思を継いでいるとする声もある。日本経済新聞が2006年に報じた、「昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀に対して不快感を示した」とする「富田メモ」に根拠を置くものだ。
しかし、これは昭和天皇の「本心」ではない。大川隆法・幸福の科学総裁は2010年7月、昭和天皇の霊言を収録し、靖国問題についてのお考えを聞いた(『保守の正義とは何か』幸福の科学出版刊)。
この中で、昭和天皇の霊は、「『自分の国の国民で、戦死した人たちを慰霊する』ということは、やはり、その民族の誇りでもあるし、義務であると思っております」と語られており、むしろ靖国参拝を望まれていることが分かった。
国民としては、天皇陛下が政治的理由や誤った報道に制約されることなく、自由に靖国にご親拝されるような環境を整えるべきだろう。今回の小堀宮司の発言を機に、日本人は改めて靖国参拝について真剣に考える必要がある。
(片岡眞有子)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『保守の正義とは何か』 大川隆法著
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⚫️BBCニュース
靖国神社の宮司が退任へ 天皇批判で
靖国神社は東京にあり、戦没者250万人が眠るとされるが、第2次世界大戦の戦争犯罪者として有罪判決を受けた戦犯も合祀(ごうし)されており、議論も多い。近隣国、特に中国との緊張関係の大きな要因ともなっている。
来年に退位が予定される明仁天皇は、これまで一度も靖国神社を訪れていない。
一方で天皇陛下は、戦時中に日本と敵対した国々との和解を模索してきた。
明仁天皇は、中国と朝鮮半島での日本軍の行為について、哀悼の意を表明してきた。また、戦死者を慰霊するため、太平洋の戦地もたびたび訪問している。これらの行動に、日本の右翼団体が反発することもあった。
6月20日に神社内の研究会であった小堀宮司の発言は、週刊ポストが公表した。
小堀宮司は「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていく(中略)今上陛下は靖国神社を潰そうとしている」と述べ、天皇批判という禁忌を破った。
同宮司はまた、皇后となる雅子親王妃が神道を「嫌い」なので、明仁天皇が退位すれば、徳仁皇太子と雅子妃は靖国神社を参拝しないだろうとも語った。
BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員はこの発言流出について、日本の保守の多くが天皇についてどう考えているかを垣間見るめったにない機会だと話している。
靖国神社当局は声明を発表し、小堀宮司の発言は「極めて不穏当」だったと言及。また、同宮司が宮内庁を訪れ陳謝したと明かした。宮内庁は皇室関係の事務を監督している。
靖国神社は、今月中に新たな宮司を選出すると述べた。
明仁天皇の父で、戦時中に天皇だった裕仁天皇は、1978年に第2次世界大戦のA級戦犯14人が合祀されて以降、靖国神社を訪れなかった。
裕仁天皇と明仁天皇は靖国神社を訪れていないが、安倍晋三首相を含む何人かの有力政治家は参拝しており、反発を呼んでいた。中でも中国は最も激しく参拝を批判している。
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⚫️JIJI.com 時事通信
靖国神社、宮司退任へ=天皇批判発言で
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が退任する意向を示したと発表した。同宮司をめぐっては、天皇陛下を批判する発言をしたと週刊誌で報じられており、責任を取ったとみられる。
【特集】「平成」残り1年、続く最後の行事~両陛下が果たされた役割とは~
週刊ポストは10月12・19日号で、小堀宮司が6月、神社内の会議で「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ」「はっきり言えば、今上陛下は靖国神社をつぶそうとしてるんだよ」などと発言したと報道した。
靖国神社の広報担当者は、こうした発言があったことを認めた上で、「極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏れた」と説明。宮司が宮内庁に行き、陳謝するとともに退任の意向を伝えたと述べた。後任宮司については26日の総代会で正式決定するという。
天皇と靖国神社をめぐっては、1978年にA級戦犯が合祀(ごうし)されて以降、昭和天皇の参拝が途絶え、天皇陛下も即位後一度も参拝されていない。
小堀氏は、3月1日から同神社の宮司を務めている。(2018/10/10-19:08)
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⚫️産経ニュース
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が宮内庁を訪れ、宮司を退任する意向を伝えたと発表した。靖国神社は「小堀宮司による会議での極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏洩(ろうえい)した」としている。
今月発売の週刊ポストが、6月に靖国神社で開かれた会議で小堀氏が「(天皇)陛下は靖国神社を潰そうとしている」と発言し、録音を入手したと報じていた。
靖国神社によると、小堀氏が宮内庁を訪れて謝罪し、退任の意向を伝えたという。後任の宮司は今月26日の総代会で正式決定する見込み。
小堀氏は伊勢神宮禰宜(ねぎ)を経て、今年3月、徳川康久氏の後任として靖国神社宮司に就任していた。
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⚫️朝日新聞
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が退任する意向だと発表した。後任の宮司は26日の総代会で決定する。小堀宮司は、神社内の研究会で「陛下は靖国神社をつぶそうとしている」などと皇室批判をしたと週刊誌で報じられ、波紋が広がっていた。
同神社が発表した広報文は、「宮司による会議での極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏洩(ろうえい)いたしました」と週刊誌報道に言及。小堀宮司が陳謝のため宮内庁を訪れ、宮司退任の意向を伝えたことを明らかにした。
同神社では今年2月、前任の徳川康久宮司の発言が「神社創建の趣旨に反し、賊軍合祀の動きを誘発した」などと問題視されて、徳川氏が辞任。小堀氏は3月1日付で第12代宮司に就任したばかりだった。神社関係者によると、17日から開かれる秋の例大祭は宮司代務者が執り行うという。
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⚫️毎日新聞
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が退任する意向を示していることを明らかにした。神社は「小堀宮司による会議での極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が(一部週刊誌に)漏えいした」と説明している。
靖国神社によると、小堀宮司は直接宮内庁を訪れ陳謝し、退任の意向を伝えたとされる。後任は26日の総代会で正式決定される見込み。
小堀宮司を巡っては、一部週刊誌が6月の会議で「(天皇)陛下は靖国神社をつぶそうとしている」などと発言したと報じていた。
小堀宮司は京都府立大を卒業後、皇学館大大学院などを経て伊勢神宮の神職に就き、今年3月1日付で宮司に就任していた。(共同)
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以前宮司擁護のブログ記事を書いたが、非常に残念である。靖国神社が内部から崩壊していくのか?それとも宮司自身がスパイだったのか?
各社のニュースを見ながら靖国神社に向けられる
視線と危機感を解説していこうと思うが、引用だけでも長くなるので解説は次号にすることをご了承頂きたい。
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⚫️ 花田紀凱の週刊誌ウオッチング
「週刊ポスト」が久々の大スクープ 靖国神社宮司が会議で“アウトな”発言 音声データを入手
『週刊ポスト』(10・12/19合併特大号)久々の大スクープだ。
「『陛下は靖国を潰そうとしている』靖国神社トップ小堀邦夫宮司『皇室批判』の波紋」
今年3月、第12代靖国神社宮司に就任したばかりの小堀氏、この記事がキッカケとなって、10日、宮司を退任する意向を発表した。
問題の発言は6月20日、社務所会議室で開かれた「第1回教学研究委員会」でのもの。
どんな発言か。
〈「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊(みたま)はないだろう? 遺骨はあっても。違う?(中略)はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。わかるか?」〉
〈「もし、御在位中に一度も親拝(しんぱい)(天皇が参拝すること)なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか? 新しく皇后になる彼女は神社神道大嫌いだよ。来るか?」〉
いくらクローズドの会議とはいえ、これは完全にアウトだろう。『ポスト』 編集部は110分に及ぶ音声データを入手したという。
ちなみに宮司退任の意向、11日の新聞は各紙ベタ扱い。しかも、『ポスト』の誌名を出したのは産経のみ。朝日〈週刊誌で報じられ〉、毎日〈一部週刊誌〉、読売〈一部週刊誌〉。だから新聞は信頼を失うのだ(除く産経)。
この件に関しては先週のニコニコ動画「週刊誌欠席裁判」で詳しく話しているので関心ある方はどうぞ。Youtubeでも見られます。
〈以下略〉
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⚫️ スプートニク日本
靖国神社宮司 天皇批判で退任
靖国神社の宮司が、明仁天皇が同神社を参拝しないとして批判した後、退任した。
問題発言を行い、退任したのは元靖国宮司の小堀邦夫氏。小堀氏は6月、同神社の社務所で行われた「第1回教学研究委員会定例会議」の場で、まず明仁天皇が各地で行ってきた慰霊の旅を批判した。
「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう?」
「今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ」。
小堀氏この発言は秘かに録音され、「不敬発言」として「週刊ポスト」にすっぱ抜かれたことから大きなスキャンダルに発展したため、小堀氏は神社に退任届けを提出した。
小堀氏の批判対象は明仁天皇だけにとどまらず、皇太子夫妻にも及んだ。小堀氏は「新しく皇后になる」雅子妃は神道神社が「大嫌い」であり、今後も靖国参拝を行わないだろうと悲観的な予測をしている。
明仁天皇は即位以来、一度も靖国神社への参拝を行っていない。昭和天皇は1978年、同神社にA級戦犯が合祀されたことへの強い不快感を示し、1975年の参拝を最後に靖国神社を訪れていない。明仁天皇が参拝しないのはこうした昭和天皇の意思を引き継いでいるものと受け止められている。
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⚫️THE liberty web 幸福科学
日本人は改めて靖国参拝について考える必要がある
〈前略〉
その大きな理由の一つとして考えられるのが、中国政府や韓国政府の圧力だ。長年、政治家の参拝を非難するなど異例の内政干渉が続き、それに日本政府も屈している。
しかし、大東亜戦争は、日本の自衛のための戦争であり、欧米列強からアジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕いたものだ。神官の長である天皇が神社にご親拝することは、宗教的にごく自然なこと。天皇が自由に神社をご親拝できなくなれば、天皇の宗教的権威を否定することにもなりかねない。
天皇陛下が靖国にご親拝されない理由として、昭和天皇のご意思を継いでいるとする声もある。日本経済新聞が2006年に報じた、「昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀に対して不快感を示した」とする「富田メモ」に根拠を置くものだ。
しかし、これは昭和天皇の「本心」ではない。大川隆法・幸福の科学総裁は2010年7月、昭和天皇の霊言を収録し、靖国問題についてのお考えを聞いた(『保守の正義とは何か』幸福の科学出版刊)。
この中で、昭和天皇の霊は、「『自分の国の国民で、戦死した人たちを慰霊する』ということは、やはり、その民族の誇りでもあるし、義務であると思っております」と語られており、むしろ靖国参拝を望まれていることが分かった。
国民としては、天皇陛下が政治的理由や誤った報道に制約されることなく、自由に靖国にご親拝されるような環境を整えるべきだろう。今回の小堀宮司の発言を機に、日本人は改めて靖国参拝について真剣に考える必要がある。
(片岡眞有子)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『保守の正義とは何か』 大川隆法著
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⚫️BBCニュース
靖国神社の宮司が退任へ 天皇批判で
靖国神社は東京にあり、戦没者250万人が眠るとされるが、第2次世界大戦の戦争犯罪者として有罪判決を受けた戦犯も合祀(ごうし)されており、議論も多い。近隣国、特に中国との緊張関係の大きな要因ともなっている。
来年に退位が予定される明仁天皇は、これまで一度も靖国神社を訪れていない。
一方で天皇陛下は、戦時中に日本と敵対した国々との和解を模索してきた。
明仁天皇は、中国と朝鮮半島での日本軍の行為について、哀悼の意を表明してきた。また、戦死者を慰霊するため、太平洋の戦地もたびたび訪問している。これらの行動に、日本の右翼団体が反発することもあった。
6月20日に神社内の研究会であった小堀宮司の発言は、週刊ポストが公表した。
小堀宮司は「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていく(中略)今上陛下は靖国神社を潰そうとしている」と述べ、天皇批判という禁忌を破った。
同宮司はまた、皇后となる雅子親王妃が神道を「嫌い」なので、明仁天皇が退位すれば、徳仁皇太子と雅子妃は靖国神社を参拝しないだろうとも語った。
BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員はこの発言流出について、日本の保守の多くが天皇についてどう考えているかを垣間見るめったにない機会だと話している。
靖国神社当局は声明を発表し、小堀宮司の発言は「極めて不穏当」だったと言及。また、同宮司が宮内庁を訪れ陳謝したと明かした。宮内庁は皇室関係の事務を監督している。
靖国神社は、今月中に新たな宮司を選出すると述べた。
明仁天皇の父で、戦時中に天皇だった裕仁天皇は、1978年に第2次世界大戦のA級戦犯14人が合祀されて以降、靖国神社を訪れなかった。
裕仁天皇と明仁天皇は靖国神社を訪れていないが、安倍晋三首相を含む何人かの有力政治家は参拝しており、反発を呼んでいた。中でも中国は最も激しく参拝を批判している。
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⚫️JIJI.com 時事通信
靖国神社、宮司退任へ=天皇批判発言で
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が退任する意向を示したと発表した。同宮司をめぐっては、天皇陛下を批判する発言をしたと週刊誌で報じられており、責任を取ったとみられる。
【特集】「平成」残り1年、続く最後の行事~両陛下が果たされた役割とは~
週刊ポストは10月12・19日号で、小堀宮司が6月、神社内の会議で「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ」「はっきり言えば、今上陛下は靖国神社をつぶそうとしてるんだよ」などと発言したと報道した。
靖国神社の広報担当者は、こうした発言があったことを認めた上で、「極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏れた」と説明。宮司が宮内庁に行き、陳謝するとともに退任の意向を伝えたと述べた。後任宮司については26日の総代会で正式決定するという。
天皇と靖国神社をめぐっては、1978年にA級戦犯が合祀(ごうし)されて以降、昭和天皇の参拝が途絶え、天皇陛下も即位後一度も参拝されていない。
小堀氏は、3月1日から同神社の宮司を務めている。(2018/10/10-19:08)
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⚫️産経ニュース
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が宮内庁を訪れ、宮司を退任する意向を伝えたと発表した。靖国神社は「小堀宮司による会議での極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏洩(ろうえい)した」としている。
今月発売の週刊ポストが、6月に靖国神社で開かれた会議で小堀氏が「(天皇)陛下は靖国神社を潰そうとしている」と発言し、録音を入手したと報じていた。
靖国神社によると、小堀氏が宮内庁を訪れて謝罪し、退任の意向を伝えたという。後任の宮司は今月26日の総代会で正式決定する見込み。
小堀氏は伊勢神宮禰宜(ねぎ)を経て、今年3月、徳川康久氏の後任として靖国神社宮司に就任していた。
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⚫️朝日新聞
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が退任する意向だと発表した。後任の宮司は26日の総代会で決定する。小堀宮司は、神社内の研究会で「陛下は靖国神社をつぶそうとしている」などと皇室批判をしたと週刊誌で報じられ、波紋が広がっていた。
同神社が発表した広報文は、「宮司による会議での極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏洩(ろうえい)いたしました」と週刊誌報道に言及。小堀宮司が陳謝のため宮内庁を訪れ、宮司退任の意向を伝えたことを明らかにした。
同神社では今年2月、前任の徳川康久宮司の発言が「神社創建の趣旨に反し、賊軍合祀の動きを誘発した」などと問題視されて、徳川氏が辞任。小堀氏は3月1日付で第12代宮司に就任したばかりだった。神社関係者によると、17日から開かれる秋の例大祭は宮司代務者が執り行うという。
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⚫️毎日新聞
靖国神社は10日、小堀邦夫宮司(68)が退任する意向を示していることを明らかにした。神社は「小堀宮司による会議での極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が(一部週刊誌に)漏えいした」と説明している。
靖国神社によると、小堀宮司は直接宮内庁を訪れ陳謝し、退任の意向を伝えたとされる。後任は26日の総代会で正式決定される見込み。
小堀宮司を巡っては、一部週刊誌が6月の会議で「(天皇)陛下は靖国神社をつぶそうとしている」などと発言したと報じていた。
小堀宮司は京都府立大を卒業後、皇学館大大学院などを経て伊勢神宮の神職に就き、今年3月1日付で宮司に就任していた。(共同)
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