御衣黄という桜の種類があります。
緑の桜と呼ばれる事もありますが珍しいんじゃないでしょうか。
この珍しい桜が歩いて郵便局に行く途中に咲いています。
何故私がこの桜の名を知ったのか、というのが今日のお話し。
それは
十年ほど前にちょうど桜の咲く頃のことでした。
大阪造幣局のほど近くで二週間ほど仕事をすることになったのです。
造幣局といえば桜並木が有名で毎年の桜祭りには毎日ものすごい人が訪れるのです。
テレビのニュースにもなるくらいですよね。
毎朝、開門の前には長蛇の列。
その人混みを見ればとてもいまの時代では受け入れられないほどの密状態でした。
造幣局の桜まつりでは毎年、今年の桜を決めてその木を見物客に紹介するイベントがあり
ちょうど私たちが訪れているその年に、今年の木として選ばれていたのが
御衣黄だったのです。
名前を書いた札が下がっていてそれで名前が分かったのですが、
実はそれが我が家の近くにある一風変わった桜と同じだったのです。
それまで名前も知らずに楽しんできた桜がその年から名前で呼ばれるようになりました。
今年も御衣黄が咲いたね、と言った感じかな。
あの時大阪で仕事をしなかったら
桜の名前を知る事もなかったかと思うと偶然に起きた出来事が何となく嬉しいのです。
桜並木は二週間毎日散歩しました。
それで気づいたんですよ。
桜の木の下を毎日歩くと肌が綺麗になるってね。
これ本当よ。
私たち夫婦は、きっと花の精の仕業なんて言い合ったけど、
桜の花から何か素敵な成分がこぼれ落ちているに違いありません。
満開の花の下を毎日散歩なんてあの時以外にした事ないですが、
綺麗な精気をもらいたければ近所の桜並木を歩けば良いよね☆
あんな経験二度とできないと思うと、あの仕事を受けて良かったなと思ってます。
ふふ、楽しい思い出☆
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