新しいメガネを作る

寒い一日でした。

朝日が昇ったときまでは良かったのです。

いそいそと外に出て太陽に向かって体操をしていました。

確かに振り向けば西の空には暗い雲が広がっていましたが、

それが一気に広がって

あっという間に曇り空。

それから一日中空は晴れませんでした。

雪でもちらつきそうな冷たい一日。

私は年末に注文したメガネを取りに行って来ました。


これまでは遠近両用メガネを使っていましたが。

足元がよく見えないのは良くないと家人が強く主張して、

遠視専用のメガネを作ったのです。

視界にはっきり見えない部分があるのは

頭の働きにも良くないと言うのです。




メガネ屋で私の担当をしたのは見るからに新入りらしい若い人でした。

今日はその人が休暇で不在、ベテランらしい中年の女性が対応してくれました。


その方が

「どうぞかめてみてください」と勧めるので

新しいメガネをかけたその途端、

「わー、可愛い」とその彼女が言うのです。

本当かしら？

どうせ営業用語でしょ、なんて思いながらも悪い気はしませんよね。

人間ってほんと単純です。

「メガネがお似合いでいいですね」とも言ってました。

生まれてこのかた一度もメガネが似合うなんて思ったことのない私は

そんなことを言われてもたやすく信じるわけにはいきません。

それでも、似合わないですねとは言われたくないものです。

人間のマインドは複雑です。


何はともあれ、そんなこんなで

新しいメガネです。

別に自分から欲しかったわけでもないのですが、

今度の方が軽くていいです。

作って良かったかもしれません。


二本目は千円だと言うので同時に手元用も作りました。

こちらはレンズが厚い分だけ重たいのです。

しょがないね。