ごぼうケーキの存在を知ったのはしばらく前の事でした。
偶然に見た日本に住む外国人の番組でロシアの極東地方からやって来た女性が
動画の中で発言したのです。
ゴボウのパウンドケーキを食べました、とても美味しかったです、と。
その時まで私は牛蒡がケーキに使われることのあるのを知らずにいました。
大のゴボウ好きなのに、ですよ。
ゴボウのケーキ?
最初は目を丸くしましたが直ぐに食べてみたくなりました。
自分で作るしかありませんよね。
今までどこでも見たことがないのですから。
まずはネットで調べてみる、それが今時の方法です。
色々とレシピが出ていました。
でもたいていのレシピがごぼうに味をつけるタイプです。
初めて作った時はレシピを参考にして角切りにしたごぼうをバターで炒め砂糖で甘く味付けしたものをパウンドケーキの生地に混ぜ込んで焼きました。
結果はと言えば特別に美味しいわけでもなく、
第一ゴボウの特徴が薄れて、これを食べてゴボウが好きになるってちょっと信じられない出来でした。
ゴボウの味がしないんですよ。
あの時極東ロシアの日本人の様な顔した彼女が絶賛したゴボウのパウンドケーキ。
絶対にそれはコレじゃない、と思っていたのですが、
その後中々再挑戦の機会を作れずにいました。
でも最近買い置きのゴボウが溜まってしまったので
思い切って昨日作ってみました。
ゴボウを下ろして見たんだけど結構大変だったので途中でやめて
豆粒大に切った生のゴボウを生地に混ぜたんです。
下ろした分はスプーン一杯くらい、あとは生のゴボウを切ってアク抜きもせずそのまま混ぜました。
およそ一時間後、焼きたてのパウンドケーキを食べてみました。
とっても美味しいです😋
ゴボウの味がしっかり生地に移ってゴボウ風味のパウンドケーキに仕上がっています。
ロシアのあの人はきっとこういうのを食べたに違いない、と確信しました。
初めて食べた味だけど何処か懐かしい。
そりゃそうだよ、大好きなゴボウの味だもの👅
コレこそ私の求めていたもの、The gobocake です。
BPやふくらし粉は使わないので詰まった感じですがしっとりとして美味しいです。
ゴボウの風味がしっかりと、これぞゴボウケーキの風格。
今日はコレを米粉で作ってみようと思ってるんですよ。
後ほどのお楽しみに⭐️
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