大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

アラバマ上院補選で民主党が勝利

2017年12月13日 | 日記

 日本時間12時28分、アラバマ上院補選で民主党のジョーンズ候補に当確がでた。民主党にとって大金星だ。

 ムーア氏が逃げ切るかにみえたが、最後の数日間、民主党は持てるすべての力をアラバマに投入。とくに人口の25%を占めるアフリカ系アメリカ人に投票を呼び掛ける運動を大規模に展開。難しいと思われていた勝利を手にした。

 一方、共和党は未成年者へのセクハラ疑惑のため、党としてムーア氏支持を打ち出すのが投票間際まで遅れ、財政的支援もわずかなものにとどまった。さらに投票直前にアラバマ州のもうひとりの共和党上院議員がムーア氏に投票しないと公言し大きな波紋を呼び起こすということもあった。

 ところで今回も出口調査がはずれた。

 CNNがオンエアしていたデータから計算すると出口調査の結果は、共和党ムーア氏49.7%、民主党ジョーンズ氏48.3%でムーア氏勝利だった。

 民主党の強い地区で予想より(従来より)投票率が上がった結果と思われるが、出口調査にうそをつく人が増えているのかもしれない。

 世論調査の信頼性がふたたび問われそうだ。