大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

UAWの元GM担当役員が汚職で有罪認める

2019年09月10日 | 経済

  2019年9月4日(水)、UAW(全米自動車労組)のマイケル元GM担当役員は、裁判でマネーロンダリングなどの罪を認めた

 マイケル氏は、GM担当役員だったとき、GMとUAWが共同で運営する訓練センターへの納入業者に200万ドル(2.1億円:1ドル=105円)のキックバックを不当に要求、受け取ったなどとされている。

 容疑の最高刑は懲役20年。マイケル氏は、有罪をみとめるかわりに刑期軽減を求めている

 UAWとビッグ3はそれぞれ共同で訓練センターを運営し専門労働者の養成をおこなっているが、センターをつうじた大規模な汚職が発覚。

 これまでに8人の有罪が確定しているが(すべてフィアットクライスラー部門)、GM部門での有罪はこれがはじめて。

 先週には、ゲーリーUAW会長とデニス前UAW会長の自宅家宅捜査されるということもおこっている(両氏には容疑はかけられていない)。

 2019年9月3日(火)、UAWはGMをターゲットに4年ぶりの労使交渉を開始すると発表したが、きびしい門出になった。

 

2019/9/16追記

 西部などを統括するリージョン5の最高責任者バンス・ピアーソン氏が他者と共謀して組合資金を横領したとして起訴された。

2019/9/21追記

 2019年9月20日(金)、UAWのGM部門・前副責任者ジョー・アストン氏のアシスタントをつとめていたジェフリ氏は、納入業者に不当にキックバックなどを要求、受け取ったとして起訴された。一連の捜査では11人目の起訴、GMでストライキがはじまってからははじめての起訴となる。