2019年8月14日(水)の日中、アメリカで2年国債の利回りが10年国債を上まわるいわゆる長短金利の逆転が発生した。
下の図の青いグラフにあるように、通常、期間が長くなればなるほど金利は高くなる(2018/1/2)。
ところがアメリカなど一部の国では、景気の先行きが暗くなると下の図のオレンジのグラフのように期間が短いほうが金利が高くなるという現象が生じることがわかっている(2018/8/15)。
前回、長短金利の逆転が生じたのは2006年6月8日(米財務省の金利データによる)。このときアメリカは、1年半後の2007年12月から景気後退に入っている。
ちなみに下の図のオレンジのグラフは前回長短金利の逆転がおこった2006年6月8日のイールドカーブ(金利カーブ)。青いグラフが景気後退に入った2007年12月3日のイールドカーブ。
今回はどのような結果になるのであろうか。注意して見ていきたい。