近代建築の中で、大工という職業人程、プライドの高い集団はいない。事実、頭脳明晰、繊細な神経、計算された感覚が、木造建築の長い人気を支えている。そうした中で、新しい建材もまた、いち早く導入してきた。コマイ壁の変わりに、ラスボード、ベニヤの代わりに、不燃プラスターボード。天井には、不燃材料の化粧板等々、新しい建材が開発されるとその特徴を生かし、生活空間に取り入れてきた。また、取り入れる技術を持っていた。これがアスベスト被害者になる素地になったように思う。大多数の大工さんが、私はアスベストとは関係ないと信じている。いや、そう思わされているのです。石綿協会は、自らがプラスターボを不燃化するため、その両面を、石綿の紙で包み消防局の不燃認可をとった事を公表していますし、ソウラートン、ミネラートンなどの軟質性耐火ボードに大量のアスベストを使用うしてきた事実を公表していなす。また、柱の不燃性を確保する為に、特殊樹脂と共に石綿を注入する事で認可を手にしてきた建材メーカーも存在します。大手のかぐメカーが不燃家具を開発しましたがその家具の仕上げには、大量のアスべストが含まれ、アスベストの不燃性により、家具の不燃性に成功したのです。そうしたことは、市民に知らされることも無く、まして、建設現場で作業してきた大工さんや、内装業者にも知らされることは有りませんでした。ここに、一つの悲劇が生まれていくのです。今厚生労働省には、多くのアスベスト汚染企業が登録されていますが、自ら退職者に「健康管理手帳」(石綿)の取得を呼びかけている業者は、三井マテリアルただ一社の様に思われます。定年退職時に対象企業は、その責務とし、労働者に対し「健康管理手帳」(石綿)の申請の手続きの窓口となり、老後の健康管理の手助けをすべきであると思いますが皆さんはどの様に思われますか。また、行政書士法という法律が存在します。「健康管理手帳」(石綿)の申請の手伝いをするとその法律に違反するというのです。たとえ、ボランティアでも。世の中どこか狂っていませんか。「健康管理手帳」(石綿)申請制度さえ知らない行政書士が、大半の世の中で、矛盾していませんか。また、定年退職後の、少ない生活費の中で、行政書士に支払いが出来るほど、年金を貰っている人たちは、アスベスト曝露するような場所での仕事をしていないのです。字を書けば恥をかく。その様な人々が、使い捨てのように遣われてきたように思えてなりません。行政書士や、司法書士制度自体、時代遅れの制度ではないでしょうか。諸手続きは、マニアル化され、パソコンさえ使えれば誰でも出来る次代に、面々としがみついている、制度のように思えます。とくに、行政書士などは、かって、代書屋と呼ばれた職業の延長ではないのでは有りませんか。社会保険労務士も何かその様に感じます。私の感覚が間違っていれば、どなたか、ご指摘下さい。
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