本日11時から脱原発の署名集めを街頭で行った。広島市議会きっての若者で、未だ独身の彼の誘いに乗り、被爆者として協力する事にした。街頭演説は、過去何度も経験しているが、署名集めは始めての経験である。寒風の中、議員はマイクを握り、私が署名を集める。その間3時間。多くの人たちの書名を頂いた。署名集めをしながら、新宿西口に立たれておられる、一人デモの皆さんの事を思い出していた。案外道行く人たちは、脱原発に関心をもたれているようだ。島根原発3号機が完成間近かになりつつある。後の超大型の原発を稼動させてはならない。原発に関する資料を色々調査していてある事実に気づいた。日本にある電気メーカで、原発に係わっているのは、今の所2つのメーカーだけのようである。日立電気、東芝の二社だけのようである。同級生の一人に松下電器今のパナソニックに勤めていた人間がいる。昨日電話で久しぶりに話し、その中で、質問してみた。なぜ原発関連の事業をやらないのかと。彼曰く、松下幸之助の、「不確かな技術は世に出すな」の一言で、原発関連事業には、積極的には参加しなかったようである。世界に売り込んでいる原発も、日立、東芝が中心であるそうだ。また宇宙開発も、日立、東芝が積極的に参加しているそうである。宇宙ロケットの姿勢制御分野での両者は世界水準だそうである。それはひとえに、いつでもミサイルに応用できる技術で、その技術の水準をより高める為に、宇宙にロケットを国の予算で飛ばし続けているそうである。言うならば、大陸間弾道弾の開発を人工衛星の打ち上げで培っているというう事である。ある面日本は、軍需大国なのである。自衛隊の保持する戦車は世界最強の実力を持つそうである。我々の知らない所で着々と軍事国家が形成されつつある事に危機感を持たなくてはならないように思う。持てば何時の日にか、使いたい人間が現れる。それを許しては成らない。原発のその軍事国家の形成の一部と捉えることが出来る。ウラン濃縮技術など、日本にとってそんなに難しい技術では無いそうである。遠心分離機の能力は国際社会の中でトップを常に維持しているそうである。国際社会が日本の遠心分離機を入手したがる一因は、いつでもウラン濃縮に転用できる能力を秘めているからだそうである。それにしても、トップメーカーに長く在籍した人間の知識の豊富さには驚いた。
最低でも、年間40万人の石綿での肺癌中皮腫患者が発生する事が予測され、それが40年間続くとされる。それらに対し、労災適応を行えば、労災保険は破綻を来たし、社会保障の一角が崩れ去るからである。年間40万人という数字には、隠し数字があり、中皮腫一人に対し、原発性肺癌の発生が一人としての計算であり、学者によると、原発性肺癌はその数倍発症する事が常識としている。放射線治療や抗癌剤治療の技術的進歩は目覚しく、肺癌は不治の病ではなくなりつつある。その中で、石綿が起因する肺癌、中皮腫は回復の見込みは無い。抗癌剤の効果が期待できず、ただ石綿による肺癌、中皮腫の発症には特徴があり、片肺に集中する事である。発症当時片肺を全摘出すると、余命が長いという結果が出ている。つまり、人間の肺の使用には偏りがあり、両肺を同時に使うのは、一部のスポーツ選手に限られ、一般市民は常に片肺を主に使い生活しているようである。左右同じように存在する臓器、腎臓もその様に機能しているらしい。そこで、腎臓移植が移植医療の中で、成功率の高い医療となった理由が存在するらしい。それにしても、今後石綿裁判は頻発して行くであろう。全国被害者同盟的な組織が形成される日が、近いように思う。