美術の学芸ノート

中村彝、小川芋銭などの美術を中心に近代の日本美術、印象派などの西洋美術。美術の真贋問題。広く呟きやメモなどを記します。

呟きとメモ2023-8-26まで

2023-12-03 11:30:49 | 日々の呟き
一田和樹「人々の情報獲得の手段が、文字より 動画 、とりわけ 短い動画へと流れています。受け手は 情報の正確さを重視しなくなっています。 そうした中で 生成 AI が登場しました。」2023-8-4の朝日新聞記事より

一田和樹「陰謀論で求められるのは、もっともらしさです。それは生成 AI が得意とするところであり、無限に生成させられます。」同上、「AI が 陰謀論 あおる未来」より

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松元ヒロ「核のゴミ…安全になるまで10万年ほどかかると言われています。…現生人類が現れたのが16万年以上前で、 それがアフリカを出て 世界に広がったのが6万年以上前。…」2023-8-4の朝日新聞記事より

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中島国彦「日本近代文学館では 歴代の 芥川賞 ・直木賞受賞作家の原稿を保管していますが…今はほとんど…自筆 原稿がないので 受賞者には作品の冒頭を改めて書いてもらっています。」2023-8-4の朝日新聞記事より

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白井さゆり「黒田氏は緩和に大胆になったと示すためにあえて大げさに、ある意味、歌舞伎役者的にパフォーマンスをする人だった。」2023-6-5朝日新聞記事より

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著作権保護を写真作品にまで拡大したとき、米国の最高裁判決は、著作者を定義し、写真の撮影者に著作権を認めた。ニューヨーク州弁護士小野奈穂子さんの2023-6-4の朝日新聞記事より


この判決の著作者の定義によれば 「オリジンに責任を負うもの」とは常に人間になる。

その人間とは、どんなに優れたカメラであっても、そのカメラや写真技術の発明者ではなく、撮影者のことだ。著作物のオリジンに責任を負いそれを完成させるものが、著作権者だ。

この考え方で行くと、どんなに優れたAIであっても、その生成物に責任を負うのは、それを用いて「完成」させた著作権者の「人間」であるから、その作品が何かに類似していた時、その類似性をその制作者がたとえ知らなかったとしても、その責任は負わねばならないと思う。

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投稿動画などのいわゆるスピリチュアル系に「振動数」とか「周波数」なる疑似科学用語が氾濫している。こんなのを信じてはいけない。

波長が合わないと、たとえ話で使うことはまあよいとして、「人間には振動数とか周波数があるのです」と、真顔で言う人がいるのには驚いた。さらに、人間の心について言うのにネット知識の影響なのか、量子力学まで持ち出す人がいる。

また、よほど物質ならざるものを強調したいのか、独自の?解釈?による宇宙論のダークマターやダークエネルギーまで持ち出す人がいるようだ。

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磯田道史「歴史にifはない、資料がないことは 語ってはいけないとか言われますが、それは違う。…学問の世界は真か偽かに 評価軸が置かれ、 面白いか面白くないかが 忘れ去られている。」2023-8-26朝日新聞より

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昨日の新聞で詳しく読んだのは、処理水放出とプリゴジンの搭乗機墜落。


コメント
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