吉野の山麓にパステルカラーが輝き始めると、週替わりで下・中・上・奥と頂に向かい淡い光が移っていく。
・・・吉野に負けじとこの時期きらりと光るのが、花の御寺(ミデラ)と呼ばれる長谷寺。
四季折々の花々が有名ですが、桜の時期には立ち寄りたい。
この先初瀬川に沿って参道を進み、やがて左側、山の断崖絶壁に本堂・舞台が見えてくる。
枝垂れ桜が迎えてくれた。
枝垂れ桜から振り返る
直進すると「仁王門」、平安時代の建立でしたが、現在の門は1885年(明治18年)の再建といわれます。
この左横に、大きな棚が・・・
仁王門から登廊(ノボリロウ)と呼ばれる屋根付の階段が本堂に続く。
1,039年に造られたといわれ、399段、下・中・上の三廊からなる。
中廊の右端で左に折れ、上廊を本堂へ・・・
戻って・・・仁王門の手前、左の西参道に
この先は、陀羅尼堂
高台にある五重塔、高さ約27m。1954年(昭和29年)建立
正面に見えるのが愛染堂
・・・上廊を登ってきて・・・この西横に本堂・・・
この通路の中ほど、右側は正堂(ショウドウ)と言われ、「十一面観世音菩薩」・巨大な立像のご本尊が安置されている。
また通路左側が、礼堂(ライドウ)と言われる。
この様な形式を双堂(ナラビドウ)と言うそうです。
礼堂の前には断崖絶壁に外舞台がせり出しています。
この本堂、創建は奈良時代ですが、現在の本堂は1650年徳川家光により再建されました。
平成16年、本堂は国宝に指定されました。
さあ、外舞台です。西から西南側です
東から南側です。中央右、大きな杉の木が天狗杉です。
通路の先、西側の階段を下り振り返ると
双堂と外舞台の様子が良く解ります。
長谷寺はこの時期、境内・・・桜が満開・・・、その名の通り、花の御寺でした。