ボッチはダンボールハウスが大好き。
ハウスの屋根で爪を研ぐので、何カ月かに一度、修繕するなり、作り変えるなりしてやらなければならないのだが、余ったダンボールで作るので大して経費はかからない。
ボッチのハウスがある部屋にはエアコンがなく、窓を開けていても、入る風さえむんむんと暑い。
にもかかわらず、ボッチはこの部屋からあまり出てこないし、風も通らないダンボールハウスの中で丸まって寝ていたりする。
犬や猫は、自分から涼しい所を探して移動するだろうと思っているので、ボッチのことも放ってある。しかし、さすがにこうも猛暑が続くと、ハウスから離れないボッチが心配になり、ときどき抱いて涼しい部屋に連れてきたりするのだが、結局は自分の居場所に戻って行ってしまう。
ボッチもいよいよ我慢できないときは、ハウスの入り口から半身を投げ出して寝ていることがあり、そのどうしようもなくだらけた感じがおかしかったのでカメラを向けたら、その瞬間、ハラリと起きてしまった。それが上の写真。
うちにだって、涼しい場所はあるのだから、そこに行けばいいのに。