旧知のタハラの飼い猫ルビが巨大腫瘍のため、すでに入院して点滴治療などを施すより、ヘモグロビンの減少による酸素欠乏を補うため、自宅で酸素吸入をしてあげることが現時点で最善の方法だと勧められたタハラは、さっそくその勧めどおり、自宅に小動物用酸素ハウスを導入した。
酸素ハウスは搬入・設置をしてくれるレンタル器具で、私と妹が見舞いに行ったとき、ちょうど業者さんが設置しているところだった。
本当は「ルビの生前葬をするので来てくれろ」ということで、出かけて行ったのだが、前日に容態が急変したのであった。
そんな機械があることを初めて知った。通常空気中の酸素は21%程度で、私たちはそれを取り入れて、肺胞でガス交換をしているわけですが、酸素を運ぶ役目をしているヘモグロビンが著しく減少すると血中酸素が低下し、低酸素状態になってしまうのです。
ルビがヘモグロビンの値が半分以下になっていたため、すでに腫瘍の切除も出来ない状態となった現状においては、酸素吸入によって体を楽にしてあげた方がいいということで、すぐさま酸素ハウスの業者に連絡し、自宅に搬入してもらったという次第。
ハウス内の酸素濃度は80%くらいまで上げられるようだが、まずはとりあえず業者さんのいう40%くらいに設定した模様。
ルビの腫瘍はびっくりするほど大きく、体幹からにょっきり生えているような、触るだに恐ろしい状態だった。私の拳ほどある大きさで、人間がルビと同じ割合の腫瘍を抱えていたら、おそらく生きていることはできないのではないか。
昨年の夏くらいまで体重10キロもあるデブ猫だったため「気付かなかったのよ~」というタハラ。腫瘍がめきめき肥大し急激に痩せたので、その全貌が明らかになったのだ。
ルビはこの5月に20歳になる老猫なので、これで生きているほうが奇跡だと思う。
ルビが入ったハウスは中型で、1日のレンタル料は1500円。1カ月の上限2万2500円だそうだ。もちろん搬入代金などもかかるので、初期費用には2万円くらい必要になる。酸素マスクも付帯していたのがリアルだった。
写真は、取り急ぎ酸素ハウスに入れられたルビちゃんです。