一昨日、昨日は取材で西日本に行っていた。
7日は伊丹空港から神戸市内の弓削牧場と江崎グリコのテーマパークへ。空港で三木市在住のカメラマンに拾ってもらった。
車内で福島原発の話になったのだが、彼の周囲ではあまり話にのぼらないようだし、原発推進には賛否両論あるという。賛否両論があるのはいいのだけど(ホントはこんな惨事になっているのに、まだ推進?って思うけどね)、彼の話しぶりから関西地方の人は現在進行形の福島原発事故への危機感が薄いように感じた。
「原発銀座」と呼ばれる敦賀もそう遠くないのに、大丈夫だと思っているからか、想像できないのか、したくないのか……。
遠く離れていても、原発にものすごい危機感を持って、打ちひしがれている知人もいるのだから、ひと口に福島原発と距離があるから想像できないとも言えないだろう。
自分の意思を口にしたり、反体制的な声を上げたりすることはしんどいけれど、一番怖いのは無関心でいることなんじゃなかろうか。
「つながろう、ニッポン」とか「がんばろう、ニッポン」と、かけ声ばかり溢れかえったけれど、虚しくなるばかりだった。東北の被災地はちっとも片付かないのに、マスコミの扱いも少なくなったし、忘れられそうな気配だ。困ったねえ。