梅雨入りの便りが届くようになり、あちこちでアジサイを目にするようになった。
私はたびたび「こんもりとした花房をつけたアジサイ」と書くけれど、花びらのように見えるものは、正確には花びらの形をしたガクである。
花粉を運ぶ虫たちに「ほら、ほら、花が咲いたよ~」とアピールする装飾なのだそうだ。そのため「装飾花」と呼ばれているのだが、本当のアジサイの花はその中心にあり、花びら状のガクより地味に咲く。
私なんぞはガクが開いたことで「アジサイが咲いた」と喜び、本物の花がいつ、どのように咲いているのか気にも留めてこなかった。
今年も「“隅田の花火”と“カシワバアジサイ”が咲いたわ」と喜んでいる。ガクが開いたんだけどね。
カシワバアジサイは葉っぱが柏の葉に似ていることから命名され、秋には紅葉する珍しいアジサイだ。実家のお隣のお姉さんが「珍しいから」と言って、株を譲ってくれたものである。
ガクアジサイの新品種として登場した当時に小さな株を買って植えた「隅田の花火」。
もう10年以上経つので、かなり大きくなった
「カシワバアジサイ」は北アメリカ東部原産のアジサイ。
花が終わったら、そろそろ植え替えが必要だな
「美方八重」はタキイ種苗のヤマアジサイ・シリーズの一品種
庭にあるアジサイは3種類とも、紫陽花寺などで見られるような、装飾花がこんもりと丸く集まった手まり型のホンアジサイと呼ばれる種類ではなく、しかも全部八重咲きの品種だ。
美方八重の装飾花。アジサイの本当の花って、不思議な形
カシワバアジサイの本当の花も咲き始めたみたい
あえてこだわって、八重咲きのガクアジサイを集めたわけでもないんだけど、色彩的にも少々物足りない気もするなあ。
ちなみに薄紫やピンク色のポピュラーなホンアジサイは、日本固有のガクアジサイがヨーロッパに渡り、かの地で品種改良されて出回ったものだという。ううん、少し色の濃い手まり型の品種をひとつ植えようかなあ。
私はたびたび「こんもりとした花房をつけたアジサイ」と書くけれど、花びらのように見えるものは、正確には花びらの形をしたガクである。
花粉を運ぶ虫たちに「ほら、ほら、花が咲いたよ~」とアピールする装飾なのだそうだ。そのため「装飾花」と呼ばれているのだが、本当のアジサイの花はその中心にあり、花びら状のガクより地味に咲く。
私なんぞはガクが開いたことで「アジサイが咲いた」と喜び、本物の花がいつ、どのように咲いているのか気にも留めてこなかった。
今年も「“隅田の花火”と“カシワバアジサイ”が咲いたわ」と喜んでいる。ガクが開いたんだけどね。
カシワバアジサイは葉っぱが柏の葉に似ていることから命名され、秋には紅葉する珍しいアジサイだ。実家のお隣のお姉さんが「珍しいから」と言って、株を譲ってくれたものである。
ガクアジサイの新品種として登場した当時に小さな株を買って植えた「隅田の花火」。
もう10年以上経つので、かなり大きくなった
「カシワバアジサイ」は北アメリカ東部原産のアジサイ。
花が終わったら、そろそろ植え替えが必要だな
「美方八重」はタキイ種苗のヤマアジサイ・シリーズの一品種
庭にあるアジサイは3種類とも、紫陽花寺などで見られるような、装飾花がこんもりと丸く集まった手まり型のホンアジサイと呼ばれる種類ではなく、しかも全部八重咲きの品種だ。
隅田の花火の装飾花。よく見ると真ん中にぽちっと花が開いている
美方八重の装飾花。アジサイの本当の花って、不思議な形
カシワバアジサイの本当の花も咲き始めたみたい
あえてこだわって、八重咲きのガクアジサイを集めたわけでもないんだけど、色彩的にも少々物足りない気もするなあ。
ちなみに薄紫やピンク色のポピュラーなホンアジサイは、日本固有のガクアジサイがヨーロッパに渡り、かの地で品種改良されて出回ったものだという。ううん、少し色の濃い手まり型の品種をひとつ植えようかなあ。