昨年の夏、立ち寄った園芸店で真っ赤なサンパラソルを見たときに、真夏の直射日光に映える情熱的なその色にドキッとし、猛暑にも負けない風情が頼もしくて、つい買ってしまったのだった。
ギンギラの日光を味方につけて、秋口まで花を楽しむことができたけれど、サンパラソルの育て方などを調べると、「亜熱帯性の植物なので、戸外での越冬は困難です」とか「冬は室内で管理しましょう」とか、極めつけは「春から秋にかけて楽しんだあとは消えるものと思っていたほうが気楽」などと書いてあった。
けれど、鉢物を室内に入れると、ボッチが葉っぱを食いちぎり、土をほじくり返すのである。切り花を活けた花瓶も、ボッチが届くところに置くのは危険なのだ。仕方なく期待半分、諦め半分で、花が終わったサンパラソルにはテラスで冬を越してもらうことにしたのだった。
なるべく風雨にさらされない日当たりのよい場所に置いてはみたが、冬が来て年を越すと、最低でも必要だと書かれていた10度を下回る日も多かったし、かなり雪も降った。
にもかかわらず、サンパラソルは常緑のまま、無事に戸外で越冬してくれたのだった。エライ、エライ。
今日のような、ぼんやりした薄陽の雨模様の日には、真っ赤な色がくどいほどに見えるけれど、「よくまあ、ご無事で」と思いながら愛でている。
ネットなどにある「○○の育て方」というものは、もしかしたら、ある園芸家さんが何年も前に書いた書籍か何かから、流用もしくはリライトし回して掲載されていて、とっくに改良品種が出回っていれば、書かれていることとは違う現象も起こり得るし、植物にも当然個性があろうから、子育て同様マニュアル通りではないことも、ままあるのでしょう。
もうひとつ、やはり「越冬は室内で。霜に当たると枯れてしまいます」と注意されていたペラルゴニウムも、戸外で越冬。霜に当たり、早春には枯れ果てた茎をさらしていたのに見事に蘇り、鮮やかな濃いピンクの花を咲かせた。
ペラルゴニウムは挿し木でもどんどん増やせるので、意外と強い植物なのではないかな。
ギンギラの日光を味方につけて、秋口まで花を楽しむことができたけれど、サンパラソルの育て方などを調べると、「亜熱帯性の植物なので、戸外での越冬は困難です」とか「冬は室内で管理しましょう」とか、極めつけは「春から秋にかけて楽しんだあとは消えるものと思っていたほうが気楽」などと書いてあった。
けれど、鉢物を室内に入れると、ボッチが葉っぱを食いちぎり、土をほじくり返すのである。切り花を活けた花瓶も、ボッチが届くところに置くのは危険なのだ。仕方なく期待半分、諦め半分で、花が終わったサンパラソルにはテラスで冬を越してもらうことにしたのだった。
なるべく風雨にさらされない日当たりのよい場所に置いてはみたが、冬が来て年を越すと、最低でも必要だと書かれていた10度を下回る日も多かったし、かなり雪も降った。
にもかかわらず、サンパラソルは常緑のまま、無事に戸外で越冬してくれたのだった。エライ、エライ。
今日のような、ぼんやりした薄陽の雨模様の日には、真っ赤な色がくどいほどに見えるけれど、「よくまあ、ご無事で」と思いながら愛でている。
ネットなどにある「○○の育て方」というものは、もしかしたら、ある園芸家さんが何年も前に書いた書籍か何かから、流用もしくはリライトし回して掲載されていて、とっくに改良品種が出回っていれば、書かれていることとは違う現象も起こり得るし、植物にも当然個性があろうから、子育て同様マニュアル通りではないことも、ままあるのでしょう。
もうひとつ、やはり「越冬は室内で。霜に当たると枯れてしまいます」と注意されていたペラルゴニウムも、戸外で越冬。霜に当たり、早春には枯れ果てた茎をさらしていたのに見事に蘇り、鮮やかな濃いピンクの花を咲かせた。
ペラルゴニウムは挿し木でもどんどん増やせるので、意外と強い植物なのではないかな。