小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

やはり手術は見送ります

2018-04-18 | 犬&猫との暮らし
慢性疾患&がん対応のホメオパシー薬を処方されるようになって以降の、
この3週間、カヤのウンチは非常にいい状態だった。



フードにゆで卵の黄身やココナッツオイルなどをトッピングしても、
ウンチの状態が変わらなかったので、
片づけながら「素晴らしい!」を連呼していた。

そこで、若干フードの量が多いかなと思ったのだけど、
「きっと大丈夫!」と慎重さを欠いた私がいけなかった。

今朝の第一便は、これまでどおり良かったのだけど、
病院に向かっている途中、
後部座席からぷうんと漂ってきたよからぬ匂い……。
運転しながら素早く振り向くと、クレートの中でかなりの量を排泄した模様。
鼻先を使ってタオルで隠そうとしていた。マズイ!

一番近くのコンビニの駐車場に滑り込んで、急いで始末したのだけど、
あきらかに食べ過ぎによる軟便と思われた。
踏み散らかしていなかったのが幸いでした。

しばらく走っていると、またまた、よからぬ匂いがするではないですか。
ぱっと振り向くと、敷物のあちこちが着色されており、
ちらっと赤いものも見える。

停車できそうな路肩に停めて、クレートの中を確認すると、
少し血の混じったゼリー状の腸の粘液が、
敷いていたタオルに付着していた。ガ~ン。

カヤの汚れを拭いてやり、病院についたら、
タオルをすぐ先生に見せられるように包んで、再び出発したが、
雨だったので、窓を全開できない。
残り香がなかなか消えず、つらい車内状況でした。

病院では脾臓腫瘍の診察の前に、急遽、付着物を調べてもらうと、
やはり大腸の炎症だということでした。
量といい、内容といい、カヤの腸に負担をかけたことは間違いない。

カヤの体重は少し増えていたのだけれど、
「フードの量を増やしたり、新しいものを与えるときは慎重に」
と改めて念押しされ、今度はエコーで脾臓を確認。

腫瘍の大きさは、さほど変わらなかったが、一部石灰化、
つまりカルシウム成分が沈着しているところがあるという。
それは特に気にしなくてもよいものらしい。
でも、気になる。「なぜ、できるんだろう?」と思う。
生き物のからだは、本当に不思議。

それより「手術をどうするか?」と、またまた先生はおっしゃる。
手術そのものは、摘出するだけなので「非常にシンプル」だという。

ええ~っ! 見送ることにしたのに、そういわれると揺らぎそう。

手術はシンプルだけど、カヤはアルブミン値も低いし、
状態が悪いから、麻酔のリスクも高い。
先生は、術中、術後にどうなるか、安心できないというので、
「それならやはり、そんな“賭け”はしなくてもいいのでは?」
と、私は思う。

しかも、普通なら1日、2日の入院でも
カヤの場合、1週間以上必要でしょうという。

手術して、なんとか脾臓を摘出できても、
予後が悪く、入院中に逝ってしまった、なんてことになったら、
痛い思いだけさせて、カヤにいいことなどないものね。

来週、もう一度通院し、状態が安定していたら、
その後は2週間に1度の通院になるそうだ。

抵抗力をつけてあげたいので、
慎重に、慎重に、フードを充実させてあげよう。
食べるものくらい、少しバリエーションを付けてあげたいものねえ。
コメント (2)
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