☆心に留まった光景☆

ささやかな感動した景色、出来事を載せてゆきたいです。

③遅咲きの桜,千本釈迦堂と平野神社へ

2016年04月24日 | Weblog

今週朝日新聞に桜についての記事がとても面白く、下記に要約を載せました。
   「江戸時代は100種ぐらいの色々な桜が咲いていたようです。
   その桜の中で「太白」と言う桜は一度は日本では消滅して、
   イギリス人で日本のたくさんの種類の桜に感動して1902年にたくさんの種類の桜をを購入して
 持って帰ったイギリス人イングラムの家に残っていたそうです。
 19年後その接ぎ木を何度もイギリスから送ったけど失敗で、
 赤道を通らないシベリア鉄道で送ってやっと日本に枯れずに届き増やしたと言う話が載っていました。

   その桜を増やし維持していたのが、京都の嵯峨野の里で桜守りで知られる佐野藤右衛門さんの家です。
   多種多様な桜を今に伝えてきた家です。
   戦争中は近くの結核療養所に50~ 60種の桜を秘密に移し守ったそうです。
   流行りの染井吉野は大量消費の木と呼ぶそうで、大量に植えて短期で大量に切るそうです。
   だから近年は染井吉野以外の桜を植樹するケースもあるそうです。」 

京都二日目の4月18日、何処に行こうかしらと迷いました。
昨日桜を見に原田苑に行った時に、そこから遠くない平野神社にも遅咲きの桜が有ると聞いていました。
持っていた旅の本に千本釈迦堂、平野神社、北野天満宮のコースがあり、遅咲きの桜を追いかけて歩く事にしました。
千本今出川でバスを降りると目の前に子供の頃毎年見ていた左大文字の山がありました。うれしいね。

千本釈迦堂
大報恩寺800年近く経った今も当時のまま残る京都市内(京洛)最古の木造建造物として国宝に指定されています。
境内にある「おかめ塚」は縁結び、夫婦円満、子授り にご利益があると言われています。
おかめさんは本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻で、全国のおかめ信仰につながっているそうです。

           
おかめ塚の横に阿亀桜がありました。花は綺麗に散って何も残っていませんが、とても大きな立派な枝垂れ桜と思いました。

我々が行った時には初めて見る普賢象桜がとても可愛いく満開に咲いていました。
この桜は花の中心からみどりの葉が2本伸び、普賢象菩薩の乗る象の牙のように見えることから名づけられたそうです。 

       

その後平野神社に行きました。
「平野造」とも称される独特の形式の造りで、国の重要文化財に指定されています。
ただ建物がチョット傷んでいる風です。もうすぐ補修があるのかな?
    
平野神社には原木の桜など珍種も多く、その種類は約50種類。
円山公園の枝垂桜の祖の桜も含め、
境内全域では約400本の桜がありそうです。
桜の名前が一つづつ付いていて、帰って調べる時に役にたちました。
18日の今日は、遅咲きのいろいろな種類桜が咲いてい充分楽しめました。平野神社に来て良かったね。

             


                                 


                
神社の方が、平野の名前の桜はこの神社が原種ですと言われました。
突羽根桜はやっと咲き始めて、まだ蕾の花もありました。

                                                  

                     

京都は色々な種類の桜が咲いいるのですね。桜は染井吉野だけではないと言う事を知りました。
関東も江戸時代には100種の桜が色々咲いていたようですから、またそういう風になってゆくと良いなと思います。
我家の横の池の片側に河津の桜が10本ぐらい植わったのもそういう事でしょうか。
桜を追いかけて京都を歩いて本当に良かったと思いました。

コメント (2)
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