明るいうちに湯田中渋温泉郷の金具屋さんに到着し、まず温泉に入りました。
希少な木造四階建の数寄屋造りの「斎月楼」が夜ライトアップして、千と千尋の世界に近い光景です。
この建物は国の登録有形文化財に指定されているそうです。
提灯のある写真の廊下は、その上に真っ暗だけど天井はちゃんとあり、天井灯をつけると青い空になりました。素敵。
部屋への入り口は、一つづつ凝っていて、こういう古い造りの宿に泊まって良かったです。
4つの源泉と8つもの浴場があり、趣の異なる4棟に配置されているそうです。
毎日夕方金具屋の建築や歴史について紹介する「金具屋文化財巡り」と言うツアーがあり、
宿屋の古い歴史の説明を受け立派な旅館の成り立ちに触れて、宿屋への親しみが増しました。
見学会の後夕食です。疲れて上手に撮れていないのが残念。全部を撮り切れていないです。
私は食後疲れて30分ぐらい寝てしまいました。
しかし温泉街と金具屋のライトアップが素敵だからと9時近くに雪駄で外を歩くと素敵な街でした。
夜の街を見るほかに渋温泉九湯めぐりに参加できます。
雪駄の履き心地がとても良くて買おうと思ったら9時過ぎは店は閉まっていました。
次の日朝早く起きたので温泉に浸かって一人で街歩きをしました。
まずは宿の隣の渋高薬師へ。足が悪い私は手すりにつかまって階段を一段づつ登っていました。
その時上からお寺の尼さんがゆっくり上がりなさいと声をかけて来ました。 上階段
上まで行くと頑張ったねと褒められて、椅子に座って待っててと言われエルビーを持って来てくださいました。
子犬を抱っこした尼さんは今年90歳になったのよ言われました。10歳以上若く元気に見えます。
私はさらに上にある薬師に向かって登り、古いお寺や緑を堪能しました。
その後一番下まで降りると一緒に旅している娘が朝ご飯の時間だよと待っていました。
私の朝散歩は階段の登り降りでおしまい。
尼さんは90歳と聞いていたので、この階段の登り降りをどうやってしているのだろうと心配に思っていたら。
上から尼さんが洋服に着替えて、
手すりにつかまらず子犬を抱っこしてトントンと降りてきたのでビックリでした。
尼さんから見るとヨタヨタ登っている私の方を心配してくださったようです。
親子ぐらい歳が違うのに、尼さんの方に心配されてしまいました。
コロナで卓球も無く、さらに暑い夏だったので家にいる事が多くて、
足腰が弱っているなとつくづく思いました。
帰ってブログを書いていて、尼さんに貴女の親ぐらいねと言われたな。
8歳ぐらいに早く亡くなった母います。
小さい時に小児まひに掛かり、足を治すために木靴をはいたりした事を思い出しました。
足腰を鍛えてもう少し長生きして人生を楽しみましょうと、天国から言ってきたのかな。