帯広百年記念館で市民講座を聴講していた折、ある学芸員が「調査のための人が足りない」と言っていた。講座には興味のある大勢の人が聴講にきており、ボランティアなどを活用していないだけだと思った。
私は、中小企業経営に携わる仕事をしてきた。中小企業の従業員は「玉石混交」で、そのような中で「人をどのように活かすか」が重要である。その結果、中小企業は風邪を引き易く治りにくいと言われ、大企業でも東芝やシャープのような財務悪化を招くこともあり、民間企業では一日一日が命がけなのである。
公務員から民間人に転じたある人は、「公務員と民間人の違いは、危機感の違いにある」と言っていた。国は現在、1千兆円を超える国債を抱えて身動き取れない状況にあり、財務省のホームぺージには、「日本の財政は、危機的な状況に陥っている」と書かれていた。日本は、本当に生き延びていけるのかと心配になるが、公僕である公務員は心配ではないのだろうか。ここにも、危機感の違いを感じないわけにいかない。
「十勝の活性化を考える会」では、十勝の活性化のために何ができるかなどを考えていきたいと思っている。私は全てとは言わないが、行政機関の問題点などを以下のように挙げてみたが、その方策が正しいか、もっと重要な課題や解決策などがあるか、十勝のみなさんと考えていきたいものである。
【問題点】
① 予算が限られていること
② ムダが多いこと
➂ 仕事が多すぎること
④ その他
【解決策】
① 予算(ハード)がないから頭(ソフト)を使い、必要性や優先順序の検討
② 収支の考慮(借金を増やさない)
➂ 業務の見直し・改善、非正規職員の増加と正規職員の小数精
鋭化、民間委託の検討、働き方改革など
④ 予算や効率化を考慮し、十勝全体の市町村合併を促進すること
⑤ その他
解決策④については、「十勝」は、“フードバレーとかち”で日本の食料基地として、また十勝ブランドも認知されており、行政の効率化、迅速化、予算の有効活用を図ることである。外から見る人々と一体感を持つことで移住者の増加にもつながるかもしれない。十勝は自然が美しく北海道らしいところなので、この一体感とおもてなしにより観光客も増えて十勝の活性化につながると思っている。
「十勝の活性化を考える会」会長