十勝の活性化を考える会

     
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新ごみ処理場

2023-03-07 05:00:00 | 投稿

 

「新ゴミ処理場を考える会」の代表によれば、十勝にひとつだけのゴミ処理場の移転新築計画が、早ければ2028年の完成予定で進められているらしい。岐阜県は、ほぼ十勝と同じ面積である。岐阜県には、ゴミ処理場(焼却施設)が約20箇所あるので、岐阜県で働いていたものとしては、以下のような理解できないことがたくさんある。

  • ゴミ処理場が、十勝に1箇所だけを建設予定であること
  • 現代地点よりも、5メートル前後の低い場所に建てられること(水没の可能性あり)
  • 現在地の建設の方が、予算が少なくて済むこと
  • 600億以上の予算がかかることなど

「新ゴミ処理場を考える会」は、2年前に退会したので詳しいことは分からないが、一番不思議だと思うことは、このような投資効果の経済計算を十勝人が判断できないこと。判断できないというよりも、無関心であることである。

いま気候異常で大変な事態になっているから、5メートル前後低いということは、十勝川が氾濫して「新ゴミ処理場」が水没する可能性が否定できないのである。221日付で「新ゴミ処理場」の建設予算が、十勝圏複合事務組合協議会で可決したそうであるが、日本の政治と同じく何かが変である。

先日、東京大学大学院の鈴木宣弘教授が講演で言っていたように、十勝は日本の食糧基地であるから、十勝人一人ひとりが頑張らなければならないのである。日本は、食料に困って世界で最初に飢えるかもしれないのである。同氏は著書で、食料自給率の低い日本の農政を批判していた。

「十勝の活性化を考える会」会員