十勝の活性化を考える会

     
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異業種で働くということ

2023-03-13 05:00:00 | 投稿

 

私が60歳まで金融機関で働いていたが、今は豚丼屋の自動車誘導係として働いている。学生時代、鉄筋会社の土場で鉄筋を加工し、建設現場へ持ち込み鉄筋基礎工事のアルバイトをしたことはあるが、駐車場の旗振り仕事は初めてであった。

私は身体障害者で、走ったりするのでリハビリになる。賃金ももらえるので、まさに一石三鳥である。異業種の仕事で分からないことが多く苦労するが、頭も使うので認知症の予防にもなる。

私の友人も同じ金融機関にいたが、退職してから都内の自転車置き場の整理員になったらしい。彼は私と違って人望もあり、大阪支店長になったエリートである。第二の人生に彼は、なぜそんな似合わない仕事を選んだのだろう・・・・。彼は若くして二人の子供を難病で亡くしていたので、何か思うところがあったのだろう。

既述のとおり私は障害者であるが、人間は同じ環境に置かれなければ、その人の本当の気持ちは分からないのである。私が、現場に赴き、現物をとって、現実を知るという三現主義を大切にしているのはそのためである。

ところで、公務員をしていた多くの人は、第二の人生を天下りする人が多い。民間会社では利益を追い求めるから、双方にメリットがあるからなのだろう。私の官僚だった知人は、50歳の時に脳出血を患い退職を余儀なくされたがそれからがすごい。退職してから障害者のためにリハビリの会社を作り、自分なりの役割を果たしている。

日本が再生するためには各自が能力を発揮し、自分の役割を果たすことだと思っている。ただ、生乳を捨てる国だから未来を政治家に託すことには危険がある。だから、自分の目や耳でしっかりと見て聞いて、統一選挙に一票を投じることだろう。

「十勝の活性化を考える会」会員