十勝の活性化を考える会

     
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回転寿司店

2023-03-10 05:00:00 | 投稿

 

先日、知人と大手チェーンの回転寿司店に行ってきた。知人は、タイ・モンゴルなどの外国で長く住んでいた男性。昨年の1月、日本に帰ってきた孫が4人いる80歳の人である。開口一番、タイではこんなに美味しい魚を生で食べたことがないといいながら、サバやマグロを美味しそうに食べていた。

十勝の人口は約34万人で、店長さんによると約20店舗の回転寿司店があるらしい。寿司を食べながら思ったのだが、商売は「三方良し」である。三方良しとは、 「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」 の三つのことである。売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらには商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献できるのが良い商売で、近江商人の心得を表した言葉である。

回転寿司の市場規模は約6,000億円とみられ、帯広でも回転寿司チェーンは増えている。その理由は、三方良しだからだろう。資本主義社会であるから、十勝でも「三方良し」の企業が勝ち残っていくことは確かである。回転寿司店のほかに、焼き肉店や豚丼店、カレー店もある。食欲は人間の三大欲のひとつであり、生活水準の向上などからこれからも増えていくだろうと思われる。

しかし、いつまでも日本は豊かな国ではないと思われる。なぜかといえば、食料自給率が40%を切っているし、円安や人口急減が予想されているからである。そして、結婚をしないZ世代が増えて、価値観の多様化が進んでいるからである。確かに、結婚することが幸せに通じることではないが、人口減少することは間違いない事実である。

「十勝の活性化を考える会」会員