十勝の活性化を考える会

     
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友達リクエスト

2023-03-16 05:00:00 | 投稿

 

私はfacebookをやっているので、“友達リクエスト”が時々ある。現在は、世界中に100人を超える人が友達になっている。アメリカ人、中国人、シリア人など様々であるが、外国人なのに日本語がうまいことに驚いている。

外国にはあまり行ったことがないので、世界各地の人とこのように結ばれるのはうれしいことである。世界が結ばれて、トルコ・シリア地震なども身近に感じることができた。facebookでは、最低限の個人情報を入力することになっているので、相手のことが分かる。

個人情報のことだが、オレオレ詐欺などの特殊詐欺が横行し、個人情報が悪用され殺される人も出ている。このために、「個人情報保護法」というものが出来たのだろう。法律家ではないので分からないが、この法律を悪用して個人攻撃をする輩もいる。“ヘイトスピーチ”などはその最たるもので、この法律ができたのだろう。

ただ、ソーシャルディスタンスなどで人とのつながりが失われようとしている。その原因は、①価値観の多様化、②個人主義化、③人間関係の希薄化などであろう。これらは、いずれも人間の自由に関係している。

人間の自由というものは、“公共 ”というものが前にあって、そのあとに自由がくると思っていたが、現代社会は自由が公共の前にあるようだ。そのことが、住みにくい社会を作っているのではないだろうか。

というのは最近、何かあれば「それは個人情報ですから言えません」とか、「それは個人情報に抵触します」と言われるからである。古代ギリシャの哲学者ソクラテスが「悪法も法なり」といったが、この悪法ともいえる個人情報保護法を、何とかならないものだろうか。

憲法第11条では、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことができない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる」。

第12条では、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う」。

第13条では、「すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と定めている。

権利を濫用してはならないとは、どういうことだろうか。公共の福祉に反しないということは、どういうことだろうか。私たちは、再度、考える必要があろう。なぜならそれが、過疎化の進んでいる日本の再興となるひとつになると思うからである。

ところで私は72歳になるが、脳出血による障害者で機能回復型デイサービスを利用している。そこにはいろいろな障害者がいて、脳出血や脳梗塞を罹患した人も多いようだ。多いようだと書いたのは、個人情報だから自分から進んで言わないことが多い。

しかし、自分は自分の病気のことを積極的に話すようにしている。なぜなら、そのことによって相手が、このようにしているとか、このようにして治ったなど、いろいろな個人情報を話してくれるからである。

今度、自動車誘導係として働くことになるが、いろいろな情報を取り入れために治ったと思っている。そして、障害に関する情報だけでなく、いろいろな情報を積極的に知識として集めることが長く生きる秘訣だと思っている。ただ、言うまでもないが、人間には運と不運がつきもので、私は運が良かったと思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員