トンサンの別荘

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自転車後進国 日本 (自転車は車道を走るのが原則)

2011年01月06日 18時23分07秒 | 自転車のルールとクイズ

いつもは使っていない自分のツイッターだが、久しぶりに覗いてみると毎日新聞のこんなつぶやきが
「銀輪の死角:年間1000人弱の事故死者、先進国で突出 交差点の専用道整備急務」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110106ddm041040065000c.html

車道を走る自転車より、歩道を走る自転車の事故率が圧倒的に高いそうだ。

やはり一番危ないのは「歩道を走る自転車が交差点でまっすぐ進もうとし、左折してくるドライバーが認識しにくいことが原因」のようだ。
同じ毎日新聞の記事で、こちらに絵があるのでわかりやすい。
自転車事故:7割が交差点で発生 歩道走行、車の死角に

トンサンは自転車で遠出するようになって車道を走るようになった。
交通ルールなども関心が高くなった。
色々なことを知ってみると、昔は歩道を走れなかった自転車がなぜ歩道も走ってよくなったのかが少し理解できる。
それを考えるとどうも「スピードの遅い自転車は車の流れに合わない。危険だから歩道を走っても良いことにしよう」と決めたらしい。その方が車も走りやすいし。
自転車に乗る人も「横を自分より力の強い車がすり抜けるのは怖い。歩道を走ろう」となっていつの間にか人々の意識は「自転車は歩道を走るもの」という認識に代わってしまったらしい。

車道を走っているとたまに「歩道を走らんかい!!」とばかりにクラクションを鳴らしてくるドライバーがいる。
都会よりもたいてい田舎道を走っているときだ。年寄りドライバーに多い。・・・もしかしてはねたら怖いと思ってか。
一度厚木の市道でもクラクションを鳴らされたことがあった。
ちょうど赤信号で止まったので、その車の前に自転車を止め(車が進めないように)「なぜ鳴らしたんだ?」と聞いた。
相手は30代の男性ドライバーだったが、ちょっとどぎまぎして「なんで歩道を走らないのかと・・・」と言った。
確かにその道の歩道は広く、自転車通行可の標識があった。トンサンの歳でも歩道を走れるところである。
トンサンは言った「自転車は車道を走るのが原則だ。もう一度交通ルールを勉強し直せ!」
ちょっと言いすぎだったかも。というのはトンサンだって自転車で遠出をする前は「自転車は歩道を走るもの」と思っていたのだったから。
それほど人々の意識の中には「自転車は車道を走るのが原則」という概念は無い。

その道を走る時は車道を走ったり、歩道を走ったりしている。
車道を走る時は20~30km/hで痛快に走りたいとき、歩道を走る時はのんびりと景色を見ながら走りたいとき。だって歩行者優先でスピードは出せないからね。
優柔不断に使い分けているトンサンであった。(*^ω^*)ポリポリ

しかし
小学2年生の女の子を引き連れてサイクリングに行った時は、さすがに国道246号の車道は走れなかった。帰り道の国道412号も歩道を走って帰ってきた。
こんな時「自転車通行可」の標識が無いところではトンサンは車道を走らねばならない。
車道と歩道に分かれて走るのは危険だ。小学生と一緒にサイクリングはできないのか?

小学生でも安心して走れる車道を整備してもらいたい。1.5m幅の自転車道があれば安心して走れると思うのだが。その方がでこぼこの歩道を走るより安全だと思う。

参考
警察庁の
「自転車の安全利用の推進」