1月25日(火)
もう1月も終わりに近い。七福神巡りに行かないと・・・
熱は平熱に戻ったが、まだのどもいがらっぽいし、なんだかすっきり治っていない。
そうだ、トイレの神様にお願いしよう。
まずはトイレを掃除しなきゃ。
♪ トイレには~それはそれはキレイな~女神様がいるんやで~
掃除前 家を建てたときから改装もしていないままだ。
掃除後 もうそろそろ改装したいんだが。
え、変わっていない?
では間違い探し。上の写真と下の写真で違うところは?
(答えはありません)
今年もトイレのカレンダーは献血でもらったカレンダー。トンサンの予定が書き込んである。
コーナーにつるしてある時計(猫がベッドで寝ているBox)の上に、古い香水(芳香剤の代わり)とけんけつちゃんのマスコット。
厚木市で配布している「防災対策ガイド」何度も読むつもりで置いているが、一度読むともう読まない。
(*^ω^*)ポリポリ
先日常泉寺へ行ったが、その時にもらった暦(こよみ)を少しずつ読もうと、トイレにつるしている。
トイレットペーパーの左にある丸くてポチっとしたものはタオルハンガーを取り付ける部品だ。
反対側にもある。これはおふくろが、タオルハンガーにつかまって立ち上がりやすいように自分で張り付けたものだった。
思い出せばトンサンはこの時冷たかった。おふくろが困っているんだから、一緒に解決してやればよかったのに「タオルハンガーにつかまったって弱いからすぐに壊れてしまうよ」と静観していた。
タオルハンガーは壊れず、やがておふくろはだんだん体が弱くなって入院してしまった。
新しく建てた家に住めたのも1年半。あっという間に他界してしまった。
トイレでこのタオルハンガーの残された部品を見ると思いだす。
「もっと優しくしてあげればよかった」と。孝行したいときには親は無し。
そういえばこのトイレでオヤジが残したものがある。窓だ。
トイレの電気の消し忘れを防ぐために作った、この小さな窓。
確かにこの窓が無いと消したかどうかわからない。今でもこの窓は重宝している。
ちょっとしたオヤジのアイデアと工作だ。
トイレは狭いので掃除はすぐに終わり、廊下と階段、食堂の床も掃除した。
久しぶりに部屋の入口にかけてある表札も、拭き掃除した。
これはトンサンが家を新築した時に、はんだごてを使って作った表札だ。
思い出した。この家の前の家をオヤジが建てたとき、トイレは無かった。
どうしていたかと言うと、裏に大きな穴を掘り、ごみを捨てていたがその隅がトイレだった。
穴には梯子(はしご)を使って降りていた。トイレを済ませると土をかけていた。
穴の中には便所蜂(刺さない)や、はさみむし、かまどうまなどの虫がいた。
トンサンが小学校1年生のころだった。「穴の中でウンコしている~」と悪ガキにからかわれた。
いま、そんな虫は見たことが無いなぁ。
オヤジもさすがにトイレが無いとまずいと思ったのだろう。やがて自分でトイレを作った。
家の壁を伸ばして洗面とトイレを作った。トイレはコンクリートでマスを作り、肥えだめとした。
いわゆるポットントイレである。ウンコをするとお釣りが戻ってくるあれだ。冬はお尻が吹き込む北風で冷たかった。
便器も木で作った。床に穴を開けたところを囲っただけであるが。陶器製の便器になるまで、だいぶ長い間使っていたような記憶がある。
たまった糞尿は表面が乾いて固まってくると、それほど臭くは無かったが、バキュームカーが来て吸い取って行くと、とたんにものすごい悪臭となった。
ウジもわいた。金バエの幼虫だ。白いウジが汚物の中でうごめいていた。液体の薬も良くまいていた記憶がある。
便所紙(と言った)は新聞紙を切ったものだった。使う時に手でもんで柔らかくした。
しばらくして粗悪な灰色の紙になった。新聞紙を溶かして便所紙にしたものだ。印刷の文字がちぎれた紙の中にあった。
ロールになったいわゆるトイレットペーパーになったのはいつのことだろう。
下水が整備され、水洗トイレに代わったほうが早かったのだろうか・・・
32年前に家を建てたとき、友達に相談した。「トイレの便器は洋式がいいか和式がいいか?」
友達は言った。「そりゃ絶対 洋式がいいよ。」友達は断言した。
洋式にして良かった。今では考えられないが、当時家を建てるときは、洋式・和式が半々だった。
いまだに小学校などでは和式トイレがあるそうだが、早く洋式にかえてあげたいものだ。
1畳も無い たった0.75畳のトイレだが、思い出はいっぱい詰まっていたのだった。
♪ トイレには~それはそれはキレイな~女神様がいるんやで~