帝君が 人間界に行った本当の理由について・・
敏敏公主さん訳の枕上書117より
五百年前
帝君が 魔、ビョウラクを封印している妙義慧命鏡に
崩壊の兆しが現れた。
帝君は自分の半分の仙力を使って、崩壊を防ぎ、
その後 五百年の眠りにつく。
帝君が眠っている間に
帝君が 人生の八苦を経験するために 人間界に
下ったという事は 隠れ蓑の理由に過ぎない。
というのが真相だった。
それに絡んで、今回の話・・・
帝君の不在は絶対に他に知られてはならないため
側近の重霖は耕庄仙人の力を借りて、
人間界に六苦を経験しに行ったという噂をたてた。
しかし、重霖は 万が一にも 封印されたビョウラク
に動きがあった場合にも備えたかった。
そこで、帝君の影の半分を使って 魂を作り、
梵音谷に降ろして 慧明鏡を守らせる案を出し
再び 耕庄仙人に頼んだ。
もちろん、関わった自分たちの記憶をも消した。
この影が、沈暉である。
それが 三百年前の話。
ところが ここに思わぬ人物が絡む事になる。
「報恩」に執着する 鳳九である。
鳳九の友人 幽冥司の謝孤洲が、鳳九のために
一肌脱いであげようと、自分独自の推測によって
帝君の「影」に気づき、鳳九をも「影」として
同じ場所に送る。 それこそが阿蘭若だった。
影を何処に送り 影が何者なのかも鳳九は知ることは
ない。全て 謝孤州に任せたのだった。
しかも・・・自分の影を謝孤州に渡した30年後には
結局 司命に頼みこんで 人間界に行く鳳九でした。
そのエピソードは十里桃花で少し触れられています。
あ、ドラマは 全くのオリジナルですが。