不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

1月12日(日)ポリウ”ェーガル理論を学び語る会14時~16時、会場は市民交流棟2階。要申込。

卒業して思うこと

2009-03-25 10:09:37 | 不登校
中学校の卒業式も先週終わりましたが、

我が家の、いわゆる不登校児だった

長男と次女のことを、


卒業して1~2年それぞれたって

思い返しています。





私は、親として、できれば、

子どもを「普通に」学校へ通わせたいと、

それは、どの親とも変わらず、同じ思いでいました。

でも、それが叶わないと知って、

なぜ行けなくなったのか、

なぜ行かないのか、

たとえ原因がわかっていたとして、

行けるようになる解決の方法がもしかしたら

あったかもしれない。

でも、思春期のこの時期、

不登校にならないまでも、

この時期の子どもたちは

多くの壁や困難やいらだちを抱えている。

「心が 弱いからだ」

「もっと強くなれ」

そんな言葉も耳にしました。



幸い、子どもたちの在籍していた

中学校の相談員さんは、

いつも私の話を一生懸命に

聴いてくださった。一緒に涙したこともあった。

だから、そうやって支えられて、

私はなんとか気持ちを落ち着かせ、

子どもの心に寄り添いたいと思えた。


いつも絵手紙に書き添えて

送ってくださったことは、

今でも忘れないし、

子どもも大事に飾っている。

そうやって、認めてもらえているんだ、という

心の支えがなにより嬉しかったんだと思う。


そんな中で、学校生活ができなかった我が子は

否定されてしまうのだろうか。


私は、この時代の流れの中で、

本当に生きづらい子どもたちが、

より多様な教育の場を求めて

それは、むしろ個性を尊重する生き方につながる。

そんなふうに感じてきた。



文科省が、不登校の高校生がフリースクールなどで

指導を受けた日数を、出席扱いにする方針を固めた。


こんなニュースも過去のことならあり得なかった。

それだけ、社会問題化されている子どもたちの現実に

大人はもっと向き合っていかなければならないと

切に思う。
コメント (4)
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