昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

西国観音巡り十八番札所(六角堂)

2014-03-09 | 札所巡り
錦市場から北に曲がって、蛸薬師通りを上がる。
自転車が屋根の上に乗っていた。おそらく明治か大正時代から続く自転車屋の看板である。
京都では平和な時代が今も続いていることが判る。




 聖徳太子が四天王寺建立のための用材を求めてここに来た。ある日、彼が沐浴の為に、
持っていた護持仏を木の枝にかけていたところ、それがくっついて動かなくなったという。
 その夜のお告げでこの地はやがて都の中心になるからお堂を建てよと言う。
それが六角堂として建立され、その事から「紫雲山頂法寺」と名づけられた。








六角堂と名のある火桶の鉢。天邪鬼が支えている。
横でうつ伏している人がいる。敬虔な信者さんで、五体投地を何回か続けている。






本尊の如意輪観音さまが拝見できる。

横にある写真。ふつう六臂(六本の手)であるが、ここは2本に見える。






境内には都の中心と言う六角形の「へそ石」がある。
そこで佇んでいると、ハトがこちらに寄ってくる。




枝垂れ桜の木の下で、並ぶ十六羅漢様。以前に当blogで桜の下の羅漢の写真がある。




上から見ると六角形の屋根がよく判る。

小野妹子が本尊に花を供え、後に出家して池坊を名乗り、現代に至っているという。




※ 六角堂は当blogの2010年4月2日と4月3日にもアップしています。

京都散策(錦市場)

2014-03-08 | 札所巡り
西国33札所巡りを思い出す。まだ京都市内で5か寺が残っている。
家の近くの公園の時計を見るともう昼である。




四条河原町のビル8Fだったか、いつもの天ぷら屋で昼食。




錦市場もここ10年近く覗いた記憶がない。暫くぶりだった。
何と道行く若者の半分以上は中国語を喋っている。試食を進められても遠慮がちである。




京漬物も並ぶ。米ぬかの風味がどこか懐かしい。





隣りが昆布屋さん。利尻も羅臼の名も見られる。





どれも旨そうなものが並ぶ。





観光客にも(大部分が中国人だが)この「うまき・出し巻」が人気があるようだった。





見てくれは綺麗だし、旨そうに見えたが、京の薄味の為かそれほどでもなかった。





漬物が多かった。





奈良漬も旨そうだ。




魚屋の看板が大きい。敦賀から来る日本海側の海の幸である。



結城神社の枝垂れ梅3

2014-03-07 | 歴史・文化遺産
藤棚ならぬ梅棚である。




淡い紅色の梅は、気持ちを明るくする。まだ寒いのか蜂は来ない。





白梅と言うよりも、緑色?





背の高い枝垂れ梅の高さに年月を感じる。





「八重緑額しだれ」お宮の大屋根が見え隠れしている。





梅園の周辺部の常緑樹の森にある椿、黄色?





濃紅と白と、ここまで来ると神社の屋根はもう見えない。





貫録を感じる梅の木、人の手で作ったように枝ぶりのバランスが良い。





観光バスが着くと賑わいが出来る。





品種名が「飛龍」。歴史を感じる。





迫力のある狛犬に紅梅がバックになる。昭和11年寄贈と言う。




結城神社の枝垂れ梅2

2014-03-06 | 歴史・文化遺産
関西では梅林と言えば、天神様(道真)の境内ですね。



建武の中興とも言われる時代に活躍した結城氏の神社です。



ここは伊勢の国、神社の本殿もそれらしく。




古文書も残っています。


内容はこう書いてある。




カメラの撮影の不都合で、画像が、ややぼやけています。
この濃厚な枝垂れ梅の豪華さが半減しています。




ロウバイも頑張って咲きます。




太平記の世界ですが、この時に天皇の令旨を受けて、奥羽からはせ参じた武将の一人ですね。
新田らと共に戦った結城氏は、足利に敗れ、陸奥の国から付き添った兵もほぼ全滅に近かった戦いでした。



枝垂れの白梅が太陽に輝く。



結城神社の枝垂れ梅1

2014-03-05 | 歴史・文化遺産
枝垂れ梅が満開と聞いた。三重県津市にあるという。
広い駐車場には村人が車の整理で親切な誘導をしてくれる。
「おらが大事な枝垂れ梅林を見て」くれという気持ちが判る。

駐車場は神社の広い敷地にあって、その片隅に造った庭園風の泉水がある。
赤いサザンカの花弁が浮かぶ。




枝垂れ梅の姿も写る。





神社の境内に入ると、そこは枝垂れ梅だらけである。




背後に見えるのは枝垂れていないが、いい発色である。





近寄って見る。





怪物?の造形と生きた梅の柔らかさと。





なかなか逞しそうな狛犬。





拝殿が見えてきた。





団体で来る観光客がいない時間帯は案外ひっそりとしている。

 関西を出た時は曇っていたが、鈴鹿山脈を過ぎると空は一変する。ここは気候温暖な東海地方だと判る。

紀州の梅林と道成寺

2014-03-04 | 歴史・文化遺産
南紀の暖かい気候は、梅の盛りをも早くする。
梅園の入口で、村の青年団の若者が土産物を売っていた。彼らは元気に村おこしをしている。

紅白の梅の立派な木が植えてあった。全国梅サミットがあったらしい。




紅梅のアップをして見る。遠くの山並みを毎日眺めて、何考えているのか。




左:商売熱心に、このポスターを見よと言う。我らが作った「とまと梅」がグランプリに入ったという。
右:もう一人が、このワインが自分たちの手で作った梅酒は天下一品だという。美味いという。
 




とまと梅はこれだという。プチ饅頭だった。





みなべの帰途、御坊の道成寺に立ち寄る。早くも緋寒桜が咲いている。





娘道成寺として、劇場を沸かせるゆかりの古刹である。




境内のツバキ?サザンカ?の変種が色づいている。
 



この絵が能楽の「鐘巻」の絵巻物の最後の物語。鐘の中の安珍が黒焦げになった。




畑のハクサイに花が咲いた。やっぱりナノハナ科の植物であった。



紀州梅林(みなべ)2

2014-03-03 | 自然界
南高梅の花は白らしい。
サクラと違って地味な花と思いきや、結構派手。



花が小さいだけ白くても沈んだ色に感じる。青いネットがアクセントか。




最初に梅の香りがしたけれども、すぐに感じなくなる。ハチも飛ばない。




太くて背の低い梅の木は横に拡がって貫録がある。枯れた跡に植えた若木の梅よ頑張れよ。




近寄って見ると、赤と白のコントラストが強い花は、派手なコントラストで、逞しそうに見える。




梅林の境界線にヤマハゼの木が4-5本並んでいる。実が出来ている。ウルシでも採れそう。




明るい林床には、八重のスイセン。



模様でも「梅鉢」というが、そのままの姿である。ところで雄蕊は何本?。15本か20本(とにかく5の倍数)

ここにもイノシシが出るらしい。



見晴らしの良い高台で枝を伸ばす紅梅。




遠くの遠くの山肌にも梅畑が見える。



紀州梅林(みなべ)1

2014-03-02 | 自然界
 紀州白浜の少し北に、岩代(いわしろ)南部(みなべ)の梅林と、少し離れて田辺(たなべ)梅林が続く。
南部(みなべ)梅林は以前に見ているので、今回は岩代梅林を訪ねる。

ウメがわが国に渡ってきたときは、白梅だったという。
外来種として、当時の知識人は我が庭に植えてモダンがっていた。
菅原道真は白梅を愛でたらしい。



ここ岩代地区は「南高梅」のふるさとである。


谷全体が梅と言いたいが谷間も山も一面の梅である。



白梅である。観光として紅梅もあるが…。



岩代大梅林ののぼりが立っている。受付が見えている。




観梅の案内が、どことなく素朴である。車と徒歩のコースがある。両方とも行ける。



車のコースを行く。青い網は実を落として集めるため。



巨木も残っている。



永楽館と出石蕎麦

2014-03-01 | 歴史・文化遺産
200人以上は楽々入りそうな芝居小屋である。




座蒲団による指定席である。
街の店屋のポスターも、時代を感じる文化財にしても良いような画像である。




ステージには廻り舞台も付いている。




奈落に入ってみると、人力で押し続ける回り舞台装置とか、舞台のせり上がりの装置とかがある。
 



よく見れば、ロビーにはこれまでの公演のポスターが展示してある。




出石蕎麦の店に入る。



店の上り口には、雛段が迎えてくれる。




出石皿蕎麦が配膳される。美味い出汁に卵とヤマノイモのとろろを落として、つけ汁で頂く。




辰鼓楼のそばに、出石の紹介の表示があった。




山陰線豊岡駅のホームで、色々なゲンサンの顔に出会う。近くの玄武洞のゲンサンのキャラである。