娘の誕生日に合わせて「肉の万世」に行く。というわけで、今日行ったらいつものメニューがない。同じメニューで値上げするのをよしとしなかったのか、メニューが微妙に変わっていて、しかも巧妙に値上げされている。
考えてみれば、値上げしないとやっていけないのはわかる。ハンバーグの上に乗っかっているチーズでさえスーパーで手に入りにくい時期があったのだから、事業でやっていくにはどこかでコストを吸収できないとやっていけない。
ところで、万世のみならず、あちこちで物価上昇の折、賃金も高くならねばならないはずなのだが、はたしてそんな話は聞いたことがない。賃金の下方硬直性はマクロ経済の教科書にも載っているが、上方への伸びは労働組合が機能しないと期待できない。
電機労連とか自動車労連とか、あまりよく知らないがそういう組織が今こそ力を発揮しないといけない場面であるが、過去四半世紀くらい物価上昇局面がなかったこともあって、団結交渉力は萎えているのではないだろうか。個人的には今まで組合をバカにしていた報いか。ちなみにワシの会社には労組はない。