湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

ラ・マルセイエーズ

2008-06-18 22:54:28 | 学習

ヨーロッパ選手権ではフランスはさんざんだったらしい。らしいというのはまだあまり見ていないからだ。4年に一回かならずWOWWOWに加入して来たワシだが、今年はまだ加入していないので見れていないのだ。

それはともかくナショナルチームの試合でいつも考えさせられるのは、試合前のあの勇ましい国歌である。どこの国の国歌も力がわいてくるような節で調子付いている。歌詞となるとそのまま。フランス国歌のラ・マルセイエーズなんぞ歌詞はすごい。家族を殺しに来る敵は目の前に迫っている。さあ武器を手にしろ。だったっけ。

そもそも特にヨーロッパなんぞそれぞれの国家の成立に当たってはかならず血塗られた独立の歴史があってそれが根底にあって個人主義、自由観がつちかわれているのだから、国歌が血なまぐさいのは当然であって、その音楽も戦いを鼓舞するようなものであるのは当然である。

そこへゆくとどっかの国の国歌は一風変わっているとも思われてもしかたがないだろう。血で塗りこめられたような独立闘争のような歴史がないのだ。維新や二つの世界大戦で多くの人々が死んだが、「国家」とか「独立」とかそういうものの御旗を掲げて死んだ人はあまりいないともいえる。その分、国家も牧歌的な音調だったりする。その分、かの国々とは異なり、個人の尊厳や自由などにあいまいなことが多いのではないかと思ってしまったりする。(残りは次回)