今日は6月26日なのだが、決して忘れられない日である。日本人が8月15日が忘れられない日であるように、ワシにとっては6月26日はどうしようもなく苦く重い思い出の残る1日である。
その日はもう10年近く前の6月26日で、非常に個人的につらい出来事があった日である。今までで一番つらい日だったことは確かだ。
いまだからいうが、その日は、もう絶対に立ち直れないだろうと思っていた。死のうとは思わなかったが、まず立ち直れないと思っていた。この気丈なワシが、である。
たいがいのことは時間の経過が癒してくれるものである。そして、たいがいのことは乗り越えられるものである。毎年この日が来ると、そう思える。そういう日である。