今はなき、前の会社の話。ここだけの話にしておいていただきたい。
どこの企業でも年末になると手帳なんぞ配ることが多いが、前の会社でもそれをやっていた。よくわからなかったのが、手帳のデザイン、大きさが毎年のごとく変わることであった。それはともかく。というか、毎年同じにしておけば、こんな間抜けな話が残らずにすんだのだが。
何と、手帳の表紙にあった英語の綴りが間違っていたのだわ。
(正)DIARY
(誤)DIALY
気づいたときには支店におびただしい冊数が配られていた。12月も中旬のことである。
で、どうしたかというと、本部から配られた「R」のシールを「L」の上に一枚一枚貼る作業を支店の行員がやったのである。ワシもやった。ピンセット使って。夜遅くまで。・・・。今考えたら、その前後から会社はおかしくなっていた。企業が腐敗して傾くときはそんなものである。
ちなみに、前の会社はこの手の話が多かった。英語名の商品の綴りが間違っていた。このときは発行済みの通帳をすべて差し替えた。恥ずかしくてしかたがない。
もう会社もないし。時効の話。