30くらいまで死ぬほどタバコすっていた。2箱くらいすっていただろうか。銘柄はキャスターを皮切りにマイルドセブン、マイルドセブンライト、キャビン85(?。懐かしい)、セブンスター、ショートホープ、いろいろ吸った。でもやめた。やめた理由は体に悪いのと、クサくて、ださいなあ、と感じたから。女の子にふられたのが決定的だった。で、やめた。やめる方法は簡単。家じゅうから喫煙関係の道具を捨ててしまうこと。ライター、灰皿。これだけ。すぐやめられた。
今度、タバコ増税で一箱400円もすると喫煙者は大変だろうと気の毒になる。ワシはすぐやめられたけど、やめられない人も多い。遺伝体質であり一種の病気なのだ。麻薬性は人によって異なるようだ。
やめられない人にとっては、休煙日などない。1年365日、うるう年は366日、休みなく吸わねばならない。やめられないのだからしかたがない。1日一箱というわけには行かない。平均して1.5箱くらいは吸うのだろう。とすると、1日600円の出費だ。年換算で21万9千円也。ワシの場合、お酒もやめたから、どれだけお金がセーブできているか計り知れない。たぶん、50万くらいは浮いているのだろう。現金は手元には入ってこないが。
ところで、小学校、中学校、高校と同級生だったA子は地元の県立医大に進学し、郡部で開業している。彼女のところは内科で禁煙外来もしている。だいぶ前だが、同窓会の電話があって話してたら、たばこやめられないなら相談に乗ってやる、とのことだった。病院や医院の禁煙外来がはやるということは、タバコをやめるにも、それなりにコストがかかるということである。自分でやめられたら、その治療費も浮く、ということでもある。