国立競技場で行われた高校サッカー決勝を見に行った。
公立の雄、久御山高校と、有力校ながら一度も優勝したことのない滝川二高の近畿勢同士の決勝だ。
決勝だけあって、高円宮妃久子様も登場だ。
味スタでもキンチョウスタジアムでも、どこでもおなじみ、ブライトン君。
試合は0-3から、まさかの久御山の猛追撃。87分で3-4まで追い上げた。滝二関係者以外だれもが同点を願ったそのとき、ダメ押し弾が滝川二に生まれ、タイムアップ。
うまく映っていないが、滝川二のカコイ監督だ。苦労人。
久御山はロングフィードで3点目まで追い上げたとき、突如戦略変更し、パスで前線にボールを配給し始めた。3点目までと同様にゴール前にボールを蹴りこめばよかったのに。最後はパスを奪われて失点してしまった。
いままでパスサッカーで勝ち上がってきたという自負があったのだろう。バックパスしてゴールキーパーに蹴らせればよかったのに。主義にあわなかったのだろう。
野球で言えば、直球勝負の藤川球児がカーブを一球も投げずファールのあげくに外人に決勝打を打たれたのとよく似ている。あのときも、阪神ファンだれひとり批判的なことはいわなかった。
しかし、よくやった。あっぱれだ。