湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

リスキーであるとは

2011-01-12 21:51:54 | 学習

年末に昔のお友達のN君ちに子供が生まれたとかで、お祝いを送ったらお礼の電話がかかってきて、しばらく、2年ぶりくらいにいろいろ話をした。N君はワシより2つ下、京都大学卒の優秀なやつである。入行の支店が同じで、いろいろ苦労したのだが、のちのち運用の仕事も一緒にしたりして、その後、彼もワシも、同じような時期に会社をやめてしまった。

N君は某運用会社で人事をしていて、(ワシをひっぱてくれとかいう話はあっさり流され)、昨今非常に業界内での転職が難しくなっているということであった。パイが縮小傾向なので、人材の流動化も以前ほどではないらしい。当たり前の話なのだが。ひどいのは、新卒も中途も、試用期間制度を利用して、役に立たないと判断したらあっさり首を切るらしい。相手の家庭事情などまったく考慮しないらしい。ワシなど、いま転職しても路頭に迷うのは目に見えている。

結論、ワシもN君も、お互いいいときに転職したなあ、なんて話で終わってしまったが、いまのところ、その通りである。聞けば、前の会社はいよいよ処遇が悪くなり、あのまま残っていたら、とても、子供二人を私立になどやれないだろう。転職するとき、そんなリスキーなことよくやるなあ、なんて言われたものだが、会社の処遇がよくなるはずないのは火を見るよりも明らかだったのだから、そのまま会社に残るのが一番リスキーだった。そのことが時間を経ていよいよはっきりしてきた。

わしもN君も、今はいいという話で一致したが、この先どうなるかわからない。遊んでばかりいないで、食い扶持を失わないよう日々努力しなければならない。環境の変化に対応できない種族は絶滅必須というダーウィンの法則は、自営業のみならず、われわれサラリーマンでも同様であるということだ。