同じ一生暮らすのなら、楽しく暮らしたほうがいい。いくら苦労しても、その先に行っても行っても苦労するだけだと、何のために生まれてきたのかわからない。
たまに成功体験があると、それに酔ってしまう。いいことがめったにないから、他の人には普通のことでも、極上の喜びになる。考え方を変えるべきだ。もっと楽に暮らせると思う。
一番大事なのは、怒らないことである。ちょっとしたことや、自分でどうにもならないことにいちいち怒っていると、人生台無しである。人は怒るために生きているのではない。これが鉄則。怒らない日は晴れ渡る青空のようだ。
怒らないためには、自分がいくら努力してもできないことにこだわらないこと、そして、やればできることは地道に努力すべきこと。そのふたつの区別を峻別する智慧を胸に養うことである。