地方に出張して、いつものように温泉宿に泊まったのだが、朝6時過ぎに起きて、ごろんと寝っころがって海を見ていたときのこと。稲妻のようにその日訪問する企業についてのアイデアが次から次に湧きあがってくるではないか。おかげでその日の商談は大成功。
要するに、あるもろもろの好条件が重なって、脳みそに相当量のアルファ波が流れたのだろう。自分の脳みそだが、脳というのは構造や性質、メカニズムはまだ十分には解明されていないらしい。少なくとも、ゆかたを着て、ごろんと畳に寝っころがり、海を眺めていた状態が、脳に一定の影響を与え、仕事の効率アップに重大な貢献をしたというのは間違いないのだ。
南蛮渡来の「マイ黒ソ△ト」や「秋刀魚イ黒システムズ」なんかの米国本体では、オフィスの中でひらめきが社員に生まれるようなリラックシング環境を各種整えているらしい。
うちの会社でも、ワシの机だけ、たたみの上に旅館の一式を引いてもらって、テレビに凪いだ海の景色を流しておいてくれれば、今の何倍も収益に貢献できるはずなのだが。今度提案してみるか。