冤罪

2009-06-08 01:38:29 | 社会・経済

冤罪 難しい字ですね。 えんざいと読みます。 無実であるのに有罪とされることを言います。 濡れ衣のことです。足利事件の菅家さんは17年前に女児殺害の犯人として逮捕され先週釈放されるまで自由を奪われ世間からは殺人犯扱いされ両親は失意のうちに亡くなりました。ああ何たる不条理。
  菅家さんが有罪とされてしまった決め手はDNA鑑定だった。 DNA鑑定と聞いたとたんに 普通の人は ”科学的・正確・議論の余地なーし” と思ってしまうのではないでしょうか? 少なくとも私はそうでした。 DNA鑑定というとてっきりA,G,C,Tの配列が一致しているかどうかを確認するものと誤解していましたが、そうではなく、同じ配列の繰り返しの回数を調べてDNAの型を決め、その型が合致するかどうかで鑑定するのです。まあそれでも正確に鑑定できれば問題ないのですが、当時のDNA鑑定はいい加減なものだったのである。 それを根拠にというかそれを道具に使って菅家さんの自白を導いたのだ。 ではなぜそんないい加減な当時のDNA鑑定が証拠として認められたのだろうか? 本当に当時はいい加減な結果しかでないということが判らなかったのだろうか? 実に疑問である。 
冤罪というテーマでは、少し前に痴漢冤罪事件の無罪判決がありました。 次のブログで取り上げようと思います。   

コメント (2)
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