臭いものにはフタ

2011-07-27 05:42:24 | 国際・政治
中国温州で起きた今回の新幹線事故については、日本でも大きく報道されているので皆さんよく知っていると思います。 いいじさんもご指摘のとおり、衝突した方の先頭車両を大急ぎで穴を掘って埋めてしまうなんて、まさに「臭いものにフタ」そのものですね。 当局の責任者は、そんなことしたら、世界中の笑い物になるなんて考えなかったのだろうか? 九州電力が会社ぐるみで、公聴会にやらせメールを出すように関連会社に(というか支配関係にある下請けに)指示を出したアホな行為を連想させる。 臭いものにフタをして大事故の後犠牲者の救援もそこそこに2日足らずの間に運行再開にこぎつけたが、果たして事はそれで終息するのであろうか? 事故原因を明らかにしないまま見切り発車したことに中国国民は大きな疑念を抱いている。 すでに4.5億人のネットユーザーを持つに至った中国で「臭いものにフタ」はもはや使えないのである。 また別の意味でも「臭いものにフタ」は通じない。日本ほか各国の技術の寄せ集めで中国が独自に開発したと言っている中国新幹線はスピードとコストを安全に優先させたものだという。もしそうだとすれば、今回のような事故は繰り返されるかもしれない。 いま増殖中の新幹線は中国発展の象徴であり、中国独自の技術として海外に売り込み中の目玉事業なのである。 いまこの路線を修正することは面子が許さない。政治的にも危ないことになる。 結構新幹線はたいへんな問題になるかもしれないなあ。。。

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