先のみえないテロとの戦い 

2016-07-06 01:20:05 | 国際・政治
バングラディッシュのダッカでイスラム過激派の武装集団によって日本人7名を含む20名の尊い命が奪われた。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。今回のテロ行為は自爆テロではないが、犯人は当然自らの死を覚悟の上で犯行に及んでいるわけで広い意味で自爆テロといえる。 わたしは、自爆テロは狂人による狂気の沙汰であると思う。 そんな狂気の沙汰が今世界中で起きている。 幸いにも今のところ日本国内では発生していないが起きないとも限らない。 リタイヤして時間ができたら旅行で行ってみたいと思っていたトルコは今や世界中で最も危険な場所となっている。シリアや中央アジアにも行ってみたいが、今の状況を考えるととても行けそうにない。またヨーロッパですらもはや安全とはいえない。 
どうしてこんなことになってしまったのだろう? 国家間の戦争ではないテロとの戦いに果たして終わりが来るのであろうか? 先が見えない。 
英国はECから離脱して移民の流入を制限する道を選択した。米国も共和党の大統領候補トランプはイスラム教徒の入国を制限すると言っている。 英米は今テロから身を守るために自国の殻に閉じこもろうとしている。 2003年米国大統領の小ブッシュとそれに同調する英国が、イラクのフセインが大量破壊兵器を隠し持っていると言いがかりをつけて、イラクに攻め込んでイラクを滅ぼしてしまったことが、現在の混迷の始まりといえる。混迷の引き金を引いた米英はもうどうすることもできずに自国に閉じこもろうとしている。
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