アメリカの銃乱射事件と銃規制 その2

2018-03-03 15:21:52 | 社会・経済

先月またアメリカフロリダ州の高校で銃乱射事件が発生し、17名が犠牲となった。19歳の犯人は合法的に入手した半自動のライフル銃で凶行に及んだ。 これに対して生き残った高校生たちは、銃規制をしようとしない政治家に対して抗議の活動を起こした。これは誰が考えても正しい抗議行動であり強く支持したいと思うが、驚いたことにアメリカにはそう考えない人も多くいるようだ。 なんとトランプ大統領は銃規制ではなく教師を銃で武装させて生徒を守ってはどうか?などと考えているようだ。私は全くナンセンスな考えだと思いますが、被害者の遺族には教師の銃武装を支持する方もいて、そのことにまた驚いた。 教師が銃をもっていたとしても、乱射事件は防止できないだろうし、逆に教師による発砲事件だって起きるかもしれない。 学校を舞台に西部劇のように正義の教師が銃乱射犯人を撃ち殺すとでもいうのだろうか? 
アメリカの政治家が銃規制に消極的なのには銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)という強大な組織の存在がある。 この組織に睨まれた政治家は選挙では勝てないといわれている。 また西部劇の時代から銃に慣れ親しんできたアメリカには銃が充満しているのでそれを一気になくそうとすることはあまり現実的ではない。一気に無くならないものならやはり自衛のための銃が必要ということになる。 豊臣秀吉によって刀狩が断行された歴史を持つ日本は幸いというべきか。
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